L字型の釘?

母が私に人差し指で「L字型」をつくりながら、
「久美ちゃん、釘、買ってきて」と言いました。
先ほどから掛け時計を部屋にぶら下げるため、
あれこれやっていたのは知っていましたが、
ジェスチャーがL字型なので、
口では「釘」とは言いつつも、
L字型のフック(ネジ式)を所望していると思ったのです。
ですが最近は私も長年の”学習の成果”で、
確認を怠らない習慣が身に付き始めています(笑)
「それってL字型のフックということ?」
「いや、そうじゃなくて、釘よ釘!普通の釘!」
え・・・だったらそのジェスチャーはなに???
「さっきから釘と言っているのになんでわからないの?」
「だって、人差し指で何度もL字型を書くから・・・」
「あぁ、これ?これは釘が入っている袋のことよ。
L字型じゃなくて、四角形を書いたの。」
はぁ~そうでしたか(汗)
袋ね、釘が入っている袋(商品)を想像したのねー
私は物事を全体で捉えるほうで、
相手のジェスチャーや表情などをよく見ます。
また、口ぶりやニュアンスなども加味して、
総合的に判断するところがあるのですが、
解釈を間違えるとたまにこうなります(笑)
でも、自分だったら人に釘を頼むときに、
指を四角形に動かしたりはしないんじゃないか?
という議論はさておき・・・
以前「言語と非言語」という文章を書きました。
コミュニケーションについて書かれたものを読むと、
非言語(ノンバーバル)に意識を置く内容も多いのですが、
言語(バーバル)をそのまま受け取り、
何も考えずに字義通りに対応するシンプルさも、
ときには必要と思う今日この頃です。
なぜ私がそんな風に、
余計なところまで目や思考が及んでしまうのか?は、
また別の機会に譲ることにします。
釘は「釘」と言ったら「釘」なのだ。
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