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名札

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研修では色々な小道具を使っています。
名札もその一つです。


研修先の企業や団体さんによっては、
席順表を事前に準備してくださるところもあるのですが、
コーチングやコミュニケーション系の研修は、
グループワークやロールプレイングのときに、
メンバーを入れ替えたり相手を変えたりするので、
せっかくの席順表も途中から使えなくなります。
それで名札があったほうがいいなぁと思い始めました。


私はお互いを「名前で呼び合う」って、
すごく大事だと思うんです。


だからそんな雰囲気が会場にあれば、
初対面同士の皆さんが受講されるときでも、
すぐに名前を呼び合えますし、
私も名前で呼んであげることができます。


「そこの右から二番目の赤いセーターの方、
今のを聞いてどう思いましたか?」と聞かれるよりも、
「笹崎さんはどう思いましたか?」と聞かれるほうが、
うれしいし、指名されているのでシャキッとするし、
研修効果の面からも、できれば名前でお呼びしたい。


だからリクエストが可能な場合は、
「名札をご準備ください」と
相手先にお願いしていたのですが、
今どきの企業や団体さんのスタッフは
たいてい名札着用で仕事をなさっているので、
「名札は全員付けていますから大丈夫」
というお答えが大半でした。


ところが、普段皆さんが付けている名札って、
文字が小さいので研修の時には、
講師からはお名前が見えないんですよね。
そこで思いつきました。


そうです、自分で用意すればいいんです。


名札は100円ショップでも売っています。
安いものなら2~3枚入りで100円なので、
30人分買っても1000~2000円程度ですよね。


研修ご依頼のお客様に
余計な出費をさせてしまったり、
名前の文字の大きさなどにあれこれ注文つけるよりも、
「名札はこちらで準備します」と告げて、
一任していただいたほうが、
確実に自分がやりやすい環境を作れるので、
早速実行に移すことにしました。


あれ?でも受講者リストって、
事前にいただける場合といただけない場合があります。
直前までわからない、というケースもあります。
それに、わかったとしても仕事が立て込んでいるときは、
人数分の名札を作る時間が取れないこともあります。


ピカッ!そうよね、
研修の開始前に、ご本人に書いてもらえばいいのよね。


ところがここで小さな問題が。


ご本人に書いていただくと、
たいていボールペンやシャープペン書きになるので、
文字が細く、濃さもバラバラで、
これまた私にはよく見えません・・・


ピカッ!そうよね。
太いマジックをこちらで準備して、
最初から「これで書いてね」とお願いすれば
いいんですよね。
ということで早速実行に移しました。


ところがここでまた小さな問題が(笑)。


人によって書く大きさが全然違うのです。
なのでまた、見える人と見えない人が出てきます。
あららら、どうしましょ。


「文字を大きく書いてください」と言うのは簡単です。
でもね、長年人材育成に関わっていると、
「大きい」という言葉はとても曖昧で、
人によって受取方がかなり違うのです。


本当に一番いいのは、
より細かく指示出しをしたり、
見本を提示して「この通りに」としてね、
と告げることですが、
研修開始前にゴチャゴチャとそんな事を言ったら、
始まる前から少しゲンナリですよね。


特に企業研修の場合は、
会社の命令で仕方なく参加するという人もいるので、
ここでウルサイ事を言って、
あまり皆さんのモチベーションを落としたくありません。


ピカッ!そこで私は考えました(笑)
「苗字か名前のどちらか一方を書いてね」です。
そうすれば文字数が減るので、
こちらが特に細かくお願いしなくても、
皆さんは自然に大きく書いてくださるでしょう。
そしてこれは、まさにその通りでした!


ですが、見知らぬ同士が集う公開講座などでは、
実名を出したくない方もいらっしゃるので、
このトークはその後、
「苗字か名前かニックネームか、
そのうちのどれかひとつを書いてね」に変わりました。


とはいえ、いつの世も、
お話しを聞いていない方は必ずいるので、
たまにフルネームの方も見かけますが、
少数派なので、まぁよしとします^^


ところがここでまた、小さな問題が。


今度は名札を付ける場所です。


何も言わずに着用をお願いすると、
カーディガンの内側や、
スカートのウェストのところに付ける方もいて、
そうなると机に座った状態では、
他の方から見えませんし、講師席からも見えません。


もちろん「名札」に抵抗がある人も中にはいる、
という事はわかっています。
でもね、
コーチングやコミュニケーションやビジネスマナーって
「相手への思いやり」が重視されますよね。


人間関係を良好にしていくための研修で、
一定の自己開示ができないのは、
それなりに不安や恐れがあると思うのですが、
そこにはちょっとだけ気付かないふりをして、
「この時間だけは付き合ってね」と時間を限定させて、
お付き合い願っています。
だって最後にはみんなが仲良くなって、
最初のそんな不安は消えちゃうことがわかっているんで。


さて、名札を付ける位置は、
「みぞおちより上に付けてください」というトークを、
開始時の説明に付け加えることで解消しました。


最初は「見えるところに」という言い方をしたのですが、
「見えるところに」という表現もこれまた曖昧で(笑)、
人によって行動に差が出ちゃうんですよね。
こういうときは、より客観的な言い方が大事です。
「胸に付ける」でもいいのですが、
男女混合の研修の場合は、
腰とか胸とかいう体の部位名称は、
あんまり積極的には使いたくないかな。


    *    *    *    *    *    *


そんな感じで、
研修の小道具や事前説明の表現ひとつとっても、
幾多のトライアル&エラーを経て
精査されていくことの繰り返しです。


これらは私の小さな問題解決の
プロセスでもあるんですよね。


何気ないしゃべりの中にも、
今までの失敗と成功が一杯込められていることは、
日常的に人前に立って何かを教える仕事の方なら、
きっとわかっていただけるんじゃないかしら。








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