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人に鍛えられる

w600_t①②③



先月、山形県の数社合同の研修の講師に招かれ、
懇親会にも参加させていただいたのですが、
隣に座った青年のお酒の席での振舞いが素晴らしくて、
本当に感心してしまいました。


礼儀正しく言葉遣いも丁寧なうえに、
目配り気配り心配りに過不足がなく、
かといって過度の慇懃さは全くなく、
どうすればこんな人が育つのか?と、
つい思ってしまいました。


というのも、実はその少し前に研修で伺った、
青森県のある会社の支社長さんに、
「最近の若者は得意先をご招待するような
酒席での振る舞いがなってない」
と伺ったことがずっと心に残っていたからです。


聞けばその青年は商品開発に関わっている、
技術系の仕事とのこと。


お客様と直接接する営業職でもないのに、
この立ち居振る舞いはすごいなぁ・・・と感じ、
それを告げてふと思ったのですが、
院卒でいかにも理系と思われる雰囲気のこの方が、
ここまでなるにはそれ相応の経験があったはず。


「会社で相当鍛えられたでしょう?」
と、水を向けてみると、「はい、鍛えられました」
という返事が返ってきました。
あーなるほど、やっぱりね。
うんうん、きっとそうなんでしょうね。


技術系の先輩達は厳しい方が多いらしく、
仕事にしても宴会にしても上下関係にしても、
入社した当初から随分怒られて、
「今でも怒られてます」とのこと。
でもこの方、新人さんでは決してなく、
お子さんもいらっしゃる若いパパなんですよね。


先輩達に怒られて怒鳴られて、
悔しい事も葛藤も一杯あるでしょうに、
それでも辞めずに時に従順に時に反抗しながら、
色々折り合いをつけてやっている結果が、
この配慮とこの動き!と思うと、
人は人に鍛えられてこそなんだなぁと、
思わずにはいられませんでした。


そしてその青年、Fさんには、
「大丈夫。今のFさんは会社にとって
どこに出しても恥ずかしくない人材になっているよ!」
と言わずにはおれませんでした。


    *    *    *    *    *    *


少し前からある会社さんのメルマガのお手伝いとして、
ひと月に一人の社員の方を取材させていただいています。
そこでも皆さんが口を揃えておっしゃることは、
「この会社に入って本当に色々な事を学んだ」
ということです。


「上司に、『お前、無知だな』って言われました」
「それまでは世の中に無関心で、
知らなくても別にいいや、という感じでしたが、
今では知らないということを
恥ずかしいと思うようになりました」
「今までは常識とか社会習慣とか、
そういうこともわからなかったです。
随分お客様に教えられました」


取材を通してひしひしと伝わってくるのは、
仕事を通して色々な事に気づき、成長していく姿と、
教えてくれる「人」の存在です。


施工やメンテナンスを行う会社さんなので、
新人さんにとってはそれなりの厳しさもあると思いますが、
そんな中で鍛えられて、
仕事と人間関係のスキルを付けて行くのが、
本来の仕事人の育ち方のように思うのです。


人材教育などと言うと、
最近は「人に優しい」手法ばかりが
よしとされているような傾向も感じられますが、
上司や先輩に圧倒的な技術力や成功実績があれば、
部下や後輩はたとえ厳しくてもそこそこ付いて行きますよ。


前述のFさんが私にこう話してくれました。


「先輩達が過去に作った製品資料を見ると、
本当に凄いなと思います。かなわないと思います。
今ならあり得ない金額で、これだけの製品を作っている。
当時はものすごく技術が高かったんだと思います。」


その思いがあればこそ、なんだよね、きっと。




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人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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