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ビジネスマナーの素朴なギモン1

なんちゃってビジネスマナー講師の疑問


大嫌いで一生自分には縁がないと(持ちたくない)と思っていた、
ビジネスマナーをふとしたご縁で教えるようになって数年経ちました。


私には営業経験はあるけど接遇経験はありません。
見積書や企画書は数知れず出したことがあるけど、
お客様に事務の女子社員としてお茶を出したことはありません。


元CAだったり、茶道や礼法を長く習っている、
私の友人達に比べたらそんな自分は、
「なんちゃってビジネスマナー講師だなぁ」と思いますが、
それでもビジネスマナーのお仕事がよく入るので、
講座内容としては間違っていないし、
皆さんにご好評をいただいているような気がします。


研修をすると皆さんから色々ご質問が出るのですが、
たまに自分でもよく調べてみないとわからないお尋ねを、
いただくときがあります。


間違った事は言えないので、自分への宿題として持ち帰り、
夜に本を読み直したりネットで調べたりするのですが、
そこで最近思わず苦笑してしまうのは、
ネットに公開されているビジネスマナーの記事は、
全く同じ文面が複数のサイトに掲載されているケースが
あることです。


個人の方がブログで引用するというのではなく、
一応ちゃんとしてそうな?サイトだった気がします。


ただこれについてはすごく理解できるんです。
ビジネスマナーというのは、たとえ本を買って読んだとしても、
(私の感覚としては)
読み手が一番知りたい事はあまり書いていないんですよね。
だからインターネットでも探してみることになるのですが、
それでもなかなかヒットしません。
思うような情報が掲載されているサイトが見つからないのです。


こういうときは、
「これだけ探しても出てこないんだから、
この件については特にこれと言ったマナーやルールはないのだ」
という結論でいいと思うんですよ。


ですがそういうわけにもいかないんですよね。
なぜならマナーを本気で調べたい人というのは、
たいていの場合、「何がNGで何がOKか知りたい」のが、
目的だからではないでしょうか。
だって私もそうだもん(笑)


そんなときに信用のおけそうな、然るべきサイトに、
(一般会社や研修会社や人材派遣会社などのホームページ)
それはこういうことです、と、ビンゴな文章が、
論理的な根拠と共に明記されていれば、
読む人は皆「あぁ、そうだったのか」と、
答えを得た気持になると思うんです。


そしてそれを人に伝えたり教えたり、
場合によっては資料にしたりすると思うんですよね。


ですがここで一つ疑問に思うのは、
社会習慣がそうやって伝搬していく可能性があるのなら、
間違ったマナーだって広く浸透してしまう可能性もあるよね、
ということ。


であれば、例えば私がいたずら心を起こして(笑)、
本当はそれに関してのマナーやルールなどは存在しないのに、
「◯◯はこうやって行うのが正しいやり方です」と、
さも決まりがありそうな態度と書き方で明記したらどうでしょう?


検索で訪れた方は「そうか、そういうものなのか」と思って、
新たに知り得た知識として人に話したりブログで書いたり、
その方がもし、社内の人事や育成担当の方だったら、
研修で取り入れちゃうとか、そういうことってないのかしら。


そう考えるとネットの情報と言うのは、
厳密には当てにならないばかりでなく、
一部のローカルルールが、
やがてスタンダードになってしまうとか、
またはローカルルールとしてその地域では正統なのに、
いつしか「それはおかしい」という話になってしまうとか、
そうった妙な傾向を生み出す、
土台にもなったりするんじゃないかと思います。


    *    *    *    *    *    *


私は自分の研修では、
以前自分が受講した講座の先生から教わったエピソードを必ず話します。


その先生がおっしゃるには、あるホテルでは体の前で手を重ねるときに、
(通常は左手が上。刀を持つ右手を左手で抑えることで敵意がない意思表示)
右手を上にするように指導しているそうです。
お客様にいつでも手を差し伸べられるように、だそうです。


その後自分でも調べてみると、
最近の接客業ではその考えが浸透し始めたのか、
「右手が上」の傾向が広がっているとの記事もありました。


こうやってみると、敬語や言葉遣いと同じように、
ビジネスマナーだって時代と共に変わっていくものですし、
その業種、その職場によっては、
オリジナルだって「あり」なんですよね。
そしてそれを「弊社はお客様のため◯◯というマナーにしています」
とちゃっかり自社PRに使えっちゃえばいいんですよ(笑)
(なんちゃってー)


ビジネスマナーはお作法や礼法と異なり、
「何かを厳密に守る」というものではないと思います。
あくまでもビジネス関係でのマナーだからです。
それよりも、どう振る舞ったら相手の方が心地よく感じ、
引いては良好な信頼関係と、
ビジネス上の結果につながるかどうかを、
その場に応じて考えていくことが鍵であり、
「何がNGか知りたい」という視点だけで捉えると、
本当の意味で、相手の方とのいい関係は、
築きにくいのじゃないかしら。


なぜなら、本当の信頼関係とは、
うっかりビジネスマナーをチョコっと踏み外したとしても、
それで評価の落ちる事のない関係だと思うからです。
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