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自分を知るのが第一歩

成長_w200



以前、会社でビジネスマナーの研修に参加した時に、
自分ではどうも納得できなかったんです。


年配の講師の先生の"ねばならぬ"的な言い方にも反発を憶えたし、
私達の職場の現状に合わない気もしました。
出社したらPCの電源を入れてガーッとメールチェックしたあと、
男性も女性も車を運転してガツガツ営業に出ていくような仕事で、
あるいは、ご提案の内容や、
一刻も早いスピーディな応対を求められるような仕事で、
女性は礼儀正しく美しくしとやかに…のような考え方は、
(悪いとは思いませんが)
今時の仕事の現場を知らないような気がして、
最初から最後まで他人事のような違和感があったのを憶えています。


お辞儀の姿勢?角度?ご挨拶の言葉と分ける?
そんなのそんなに大事かな。。。
それだけで仕事のオーダー(受注)なんか取れないじゃん、
お客様とよりよく対応するには、
ほかにもっと大事な事があるんじゃない?


そんな風に思っているところに、
「はい、あなたはもう少し姿勢よくして、はい、もっと頭上げて!」
と、上から目線で言われたところで、
仕事の参考になるとは思っていないし、
手で頭の位置などを直されても、
「こんなに頭が上なんて不自然だ、絶対おかしい」と感じて、
あまり納得できず、むしろ講師の先生の物言いにカチンと来て、
不満が募ったりしました。


そして、だからマナーの研修は大嫌いなんだよねぇと、
本当に心から思いました。


    *    *    *    *    *    *


そんな私があるきっかけでなぜかビジネスマナーを教えることになり、
慌てて勉強、慌てて何度かセミナー参加、
そんな付け焼刃のなんちゃってマナー講師なのに、
なぜかたまに引き合いがあり^^
その後も色々な方からリクエストをいただくようになりました。
そしてそのたびに、前述の自分の事を思い出すのです。


私がビジネスマナー(というか立ち居振る舞い)って
大事だな、と痛感したのは実は講師をするようになってからです。


社内行事や公的な企画の記録として、
主催者が講座風景の写真や動画を撮ったものを、
後から見せていただくと、
のけぞるぐらいカッコ悪いのです。
話しているときの姿勢、足の位置、手さばき、言葉遣い、話し方…
あげれば枚挙にいとまがありません。
見た瞬間にうわーーー!と思って、
毎回とても恥ずかしくなりました。


そこからです。
自分の動きや話し方に気を付けるようになったのは。
気になる点が多々あって思った以上にひどかったからです。


それからは、お茶碗を洗う手を止めて、
食器棚のガラスに映る自分を見ながらお辞儀してみたり、
他人と話す電話を録音して自分で聞いてみたり、
「カッコいい」には至らなくても、
取りあえずガサツで落ち着きがなく下品な感じにならないように、
研修や講座ではよく意識するようになりました。
それも自分が提供するサービス(プレゼンテーション)の、
品質の一部と思ったからであり、
それが次の仕事のオーダーにもつながると考えたからです。


    *    *    *    *    *    *


自分の経験を踏まえて至ったひとつの結論は、
ビジネスマナー研修を行っても改善が見られないのは、
他人から見える自分(客観的な自分)を知る機会がないまま、
そこに大きな問題意識がない状態で、
頭ごなしに「こうであるべき」と、
上から目線で指導されるからだと思うんです。


指導なのですから、
「上から目線」は仕方ないかもしれませんが、
「できている」「悪くない」と暗に思っているところに、
助言や指導の言葉をいくら述べても、
真剣に身を入れて聞いてもらえないし、
時間中は言われるとおりにやったとしても、
結局その場限りだと思うんです。


頭や手足の動きも同じで、
私が手で位置を直してあげても、
たいていそれは今までの自分の感覚とは異なり、
不自然で違和感を覚えるポジションと動作なので、
どうにも受け入れがたいんですよね。


であれば私がその道をたどってきたように、
写真や動画に撮ってご本人に見てもらえばいいんです。
ご本人が「なんじゃこれりゃ?」と思えば、
その人は「これじゃダメだ」と思うし、
「直した方がいい」と思うし、
やる気がある人なら「もっとよくなりたい」と、
考えるはずだと思うんです。


または、ビフォーアフターの感覚で、
助言前と助言後で見え方の違いを写真や動画で確認してもらうと、
自分だけでなく、他の皆さんからも、
「ずっとよくなった」「あとのほうがかっこいい」と、
口々に賛同の声が必ず出ますから、
それをきっかけに意識してもらうのもいいですよね♪


    *    *    *    *    *    *


ビジネスマナー研修の第一歩は、
ひとりひとりが自分の現状を正確に冷静に受け止める事かな。


なのでそのためにも写真や動画が必須だと思っていて、
自分の場合はまず見てもらう事から始めています。


またこの、「見てもらう」のも一工夫必要なのですが、
「動画に撮って皆で見ます」だけの前振りだと、
どの人も緊張するし萎縮するし、
苦手な人にとってはとても嫌な感じがします。
このあとにできていないダメな点を、
講師に手厳しく指摘されると思うからです。
そうなると誰もまともに自分の姿を、
正視しようとしなくなります。
それじゃ意味ないよね。


だからまず最初に、
ダメ出しや指導目的の撮影ではないと明言して、
「趣味やレジャーや冠婚葬祭以外で自分が映っている動画って、
あんまり見たことないでしょ?だから今日は貴重な機会です。
皆さんには滅多にない『いいチャンス』と捉えてもらい、
半分ネタだと思って公的な場での自分の動きを見てほしいんです。」
という軽めのトークで進めています。
関心を上げこそすれ、拒否感を持たせたらダメだと思うの。


また、
「緊張するから普段よりうまくできないのは当然」
「これが皆さんの普段の姿とは思わない」
「本当はもっときちんとできているはずなのはわかっている」
「今ここだけのこの時間で、という見方でいい」
と、気持を楽にしてあげて、そのうえで、
「全員順番に自分を見た感想を聞くからそのつもりで見てね」
と対象からこころの目をそらさないような言い方で進めていきます。


こういった大小の工夫は、すべて自分の経験によるものです。
私、ビジネスマナー研修って全然興味がなかったし、
心から大嫌いだったからね(笑) えへへへへ~^^
そんな私がビジネスマナーの研修を行うならやはり、
「こんな内容とトークだったら私は素直に耳を傾けたはず」という、
自分の思いを忠実に実現し、最後には「なるほど」と納得して、
以後の意識が変わるようなアプローチをしていきたいと、
いつも思っているんです。


もちろん、結果を左右するのは、
最終的に参加者の皆さんひとりひとりの、
やる気と仕事意識・プロ意識なんですけどね(^_-)-☆



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