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コーチが陥りやすいこと

指示


昨年お試し無料コーチングをやっていたときに、
何人かのクライアントさんに同じことを言われました。


「私、実は前にもコーチングを受けた事があるんです。
でもそのときはなんだか自分には合わなくて。。。」


「合わないというと?」


「頭ごなしにアドバイスされたり、
あなたはこうだからここがダメと決めつけられたり、
コーチングってこういうものなのかなぁ…と、
思っていたのとは違う気がしたんですよね。」


あぁ、なるほどねぇ。。。


以前私の友人コーチも、コーチングではない別の、
何か(カウンセリングのようなもの)を受けたときに、
その人の言い方があまりにも断定的な言い方なので腹が立ち、
「あなたって本当に勉強した方なんですよね?」と、
思わず言ってしまったとのこと。


友人の話を聞いた時には、
確かにそれは基本をわからんやつだなー、と、
私も同意したんですが、
今になってみるとそれもよくわかるんですよね。


    *    *    *    *    *    *


コーチはクライアントを否定せず、
クライアントの意思を尊重してクライアントの言い分に耳を傾け、
クライアントが自ら気付き、
自分で答えを出せるようにディスカッションしていく。


それはその通りなんだよね。


だけどコーチ側も「あれ?」と思う事や、
「それ違うんじゃない?」と言いたいこともあるわけです。


駆け出しのころは、
それを伝えることがコーチングの理念からはずれるように感じて、
言いたくても自制しているのですが、
経験を積んでくると適切な頭出しやうまい表現が身に付いてくるので、
「今ちょっと私が感じた事を言ってもいい?」などと前振りをして、
段々こちらも伝えたいことを伝えられるようになってきます。
そしてこれが予想外にクライアントさんにヒットしたりするんだね。


もちろんすぐにではないです。


1年以上も経ってから、
「あのときの言葉が忘れられない」と言われたり、
「今になって言われた意味がわかりました」
「先生のおっしゃったことはその通りだと今頃気が付きました」等々。


そうするとフィードバックって重要だなと感じると同時に、
迷ったけど思い切って言ってみて良かったと思いますし、
自分の感覚は間違いではなかったのだと自信にもつながります。


私は元来批判や非難にはへこみやすい性格だったので、
他人に対してもなるべくそういうことはしたくありませんが、
喜怒哀楽の感情を抜いて感じた事実だけを淡々と伝え、
それが成果となって現れると、そのひとつひとつが、
コーチ自身の幸せな成功体験として、
積み重なってくるんですよね。


ところがそうなってくるとよろしくない事に、
蜂の一刺しの例えではありませんが、
相手がそれを聞いて変わるようなひとことを、
どこかで一度は言いたい欲求が出てくるんです。


「お陰で目が覚めました」
「自分が至らなかったことに気が付きました」
とクライアントさんに言われるのは、
コーチとしてとてもうれしいことですから、
欲が出てもっともっとその言葉を聞きたくなるんですね。


だから前述のコーチやカウンセラーさんが、
人の弱みや足りないところを頭ごなしズバズバ言ってくるのも、
今は気持として理解できるんです。


    *    *    *    *    *    *


考えてみれば、日常私達は、
他人にマイナスの要素を、
ストレートに指摘されることはあまりありません。


家族同士なら別ですが、
職場では誰もが周りとはギスギスせずにやっていきたいので、
人間関係にひびが入りそうなことはあまり言いませんし、
逆にそういうこと毎度毎度容赦なく言ってくる上司は、
他人を否定するような言い方で配慮のない人も多いので、
「また始まった」と誰も耳を貸さないか、
それを大きなストレスに感じた部下の退職が相次ぐなど、
それはそれで組織の困った上司さんになっている事もあります。


すると一体誰がキチンとフィードバックしてくれるのか?
そう考えると、コーチのひとことが、
時間をおいて心に響いてくるのもわかります。


そのため物言いがキツくてストレートなコーチや講師は、
結果的に衆目を集めやすいですし、
クライアントさんの中には強さに憧れを感じたり、
外側からガンガン指摘されたい方もいらっしゃいますが、
実際にその方が人として周囲とうまくいっているかと言えば、
そうでないケースもあると思うのでわかりにくい世界ですよね。


もちろんコーチは相手のためと確信するなら、
例え嫌われても(コーチ契約を切られても)、
それを伝えたほうがいい場合もあると思っているんです。


けれどその思いが自分のフィルターになって、
クライアントさんの改善すべき点にばかり目が行ったり、
セッション中も「どういう言い方でこれを伝えようか?」などと、
ぼんやり考えて相手の話に神経を集中させていなかったり、
決してそうはならないように自戒すべきと思っています。


今日は珍しく辛口のコーチングを行ったので、
私の中で自分を優先してしまったところがなかったか、
あれで本当にベストだったのか、
今自問自答しながら考えているところなんです。
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