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自分の価値

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今日は5月11日。
震災(東日本大震災)から2ヵ月経ちました。

 

昨日津波の被害にあった多賀城の産業道路を通りましたが、
要所要所のガレキの山や壊れた車、復旧していない信号など、
津波の跡を感じさせるものはたくさんありましたが、
もし何も知らない人がここを通ったら気が付くだろうか?と思うぐらい、
普通に車がビュンビュン走っていました。

 

「沿岸部は全然違うから!」と友人達にもよく聞きますが、
自分の個人的な気持ちとしては、思った以上に復興の速度は速く、
どんなに猛スピードでここを整備したのだろうと思うと、
すごいなぁと感嘆させられました。

 

    *    *    *    *    *    *

 

震災直後で電気もまだ通らず不自由な生活だったときには、
うちの母が自分で用意していた携帯ラジオやローソクなどのお陰で、
私達は本当に助かったのですが、彼女はそのたびに、
「私が買っていた」「私が準備していた」
「こんなときのために私が備えていた」って事あるごとに言うんですよね。

 

この非常時にちょっとシツコイぐらいなので段々苦しくなってきたんですが^^
逆に「不安なんだなぁ…」と気が付いて、
そのたびに「ありがとう」「やっぱりさすがだね」「助かった!」「お母さんのお陰」
を連発していました。

 

たぶんこんな未曾有の大災害の時には誰もがすごく不安で、
うちの母も自分の存在感を何度も確認したかったんだと思います。
だから母に感謝して「お母さんのお陰で今こんなに助かっている」
と言ってあげることが、母の気持ちを安定させるのかな?と思いました。

 

    *    *    *    *    *    *

 

震災の数日後、近くのドラッグストアに早くから並んでいて、
ひとつ前の方(30代男性)と話す機会がありました。

 

10時開店なのに7時前から並んでいるのですから、
その間ずっと長話をしたわけです。
(そのときの内容はこちらにあります)
(MIXI日記でしたが時間も経ったので文書で上げておきます)
(県外の方なので地名を亘理と言っていますが実際は山元町でのお話です)

 

そのお話の中で、
「運び出した遺体をご家族が引き取っていくと救われたような気持ちになる」
と話していたのがとても印象的でした。
文中には書きませんでしたが、
自分達が回収した遺体がいつまでも引き取り手もなくずっと安置されていると、
ご家族も全員亡くなったのかなぁ…と思って虚しくなる、と言っていました。
「悲しい」のではなく「虚しい」と言っていました。

 

それはたぶん、意欲の源だと思うんです。

 

本当にキツい仕事だったみたいですが、
たとえ人が亡くなるという悲しい結末でも、
家族が遺体を安置所で亡くなった方と対面し、
やがて引き取られていくというのは、
自分達が誰かの役に立っている実感であり、
今の作業を乗り切っていくためのモチベーションでもあるんですよね。

 

だからこのたびの震災ですごく感じたのですが、
「誰かの役に立つ」というのは、心のエネルギーであり自分の価値であり、
今社会とつながって生きている証でもあると思うんです。
それが人に幸せや、
満ち足りた気持ちをもたらしてくれるもののひとつだと思いました。

 

たくさんのボランティアの方達も各地から集まる救援物資も、
(敢えて誤解を恐れずに言えば)
自分の価値を再確認するための行動なのかもしれません。
それは一人では生きていけない人という動物の本能なのかもしれないですね。

 

    *    *    *    *    *    *

 

翻って今自分の周りを見渡すと、
自分に自信がなかったり、自分の存在価値を見つけられずに、
大きな不安や悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。

 

そんなときには、
人に感謝されるような何かに取り組んでみるのも方法だと思います。
自分に好感を持ってくれる人に従属的に精神依存するのではなく、
ちょっとしたところでも、
「人のために」「あなたのために」身を削ってみる。
そこで得られる「ありがとう」があなたを救ってくれると思うんですよね。

 

不安や悩みの真っただ中にいると、
なかなか理解してもらえない自分の辛さが世界の中心になってしまい、
わかってくれる人だけに心を開き、
そうでない方をシャットアウトしがちですが、
そんな方にも感謝されるような行動を取ることができたら、
きっと状況は変わっていくと思っています。

 

自分の価値を上げるってそういう事だと思うんです。
それが自信になり生きる強さになって、
結果的にあなたを変えてくれると思います。

 

先日「自分は生きる価値がないのでは?」というメールをいただきました。
その方の事をすごく考えて、
今日はこんな文章になりました。

 

震災から2ヵ月、
まだまだ厳しい生活の方もたくさんいらっしゃると思いますが、
お互いがお互いの役に立っていることを、
実感できる仕組みやイベントがあれば、
みんなが今以上に意欲的に歩いて行けるのかな?
そんな風にも思いました。

 


 

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