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世界を固定と見るグループ

 

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仙台でコーチングと研修講師の仕事をしている笹崎です。

 

先日私の知人から採用試験に合格しなかった話を聞きました。
私にはスキル・人柄とも問題ないように見えるのですが、
履歴書を見て「こんなに高スキルの人はうちには要らない」
と言われたそうです。

 

即戦力を求めていながらこの断りは納得できないという、
知人の言葉に深く共感します。
自分で優位と感じているところがマイナスに作用するなんて、
ショックも大きいと思います。

 

うーん、でも、それ、実は会社側の気持ちもわかります。
担当者の思いとしては、
「本当はもっと別な仕事を目指していてウチは腰かけではないか?」
「仕事に飽きてすぐに辞めるのではないか?」
「応募者よりもスキルの低い古い社員とモメるのではないか?」
「会社の業務や手法に対して批判的な態度を取られるのではないか?」

 

そんな懸念が次々と予想されて、
扱いにくい方と思われてしまったのかもしれません。

 

面接官は常に、「この人を採用したらどうなるか?」をイメージしているので、
知人のようなスキルの高低に限らず、
お話をした感じで、協調性がなさそう、指示に従わなさそう、理屈っぽそう…
など、周囲とうまくやっていけない雰囲気の方は敬遠されがちだと思います。

 

ですが会社側に人を育てる仕組みやスキルがある場合、
それらはそれほどマイナスにならないときもあります。
少しはみ出したキャラクターの方でも、
確実に軌道修正していける人材が大勢いれば、
もっともっと幅のある人選を行って、
将来有望な原石を見つけることが出来るのに…と思います。

 

私が研修を行っているDiSCという理論では、
環境が自分よりも強いと見るか弱いと見るか、という考え方があるのですが、
私自身、これは(人、組織、社会、世界を全部含めた)環境を、
固定と見るか、変動と見るか?の違いのように感じるときがあります。

 

固定と見るグループは、今目の前にある現実が見たまますべてなので、
変わるとは思っていないし、変えられるとも思わないかもしれません。
結果としてその時点の何らかの理由で応募者に違和感を感じたら、
その方は「お断り」という結論になるのかも。

 

ですが変動と見るグループは、変えれば変わると思っているかもしれません。
なので相手のために効果的に関与していける自信があるなら、
許容範囲は広がりますし、やがて人材もバラエティに富んできます。

 

基本的にどちらもアリでどちらも必要な発想なのですが、
こと人材育成に関しては、相手の成長を信じて働きかけたほうがよく、
コーチングではそちらの考え方を採用します。
今、ダメダメと感じる人に対しても、です。
(コーチングは「相手を変える」のでなく、「相手が自ら変わる」のが目的ですけどね)

 

もちろん業務に対しての向き不向きは確実にあるので、
すべての方が組織の望むレベルに達することは困難ですが、
相手の存在認め行動を承認し、励ましの水やりをしながら、
相手の主体性をうまく導いて行ける人、リーダー、指導者。
そんな人材が組織の中に、もっともっとたくさんいたらいいのにな、と思います。
かつお互いの世界観の違いを認め合うことができ、
要所要所でレンジの広い中からベストなアイデアを出していけるなら、
組織も活性化しますよね。

 

けれど、どの組織でも、「世界を固定と見るグループ」と、
「世界を固定と見ないグループ」の仲はあまりよくありません。
ですが、業務にはどちらの価値観も必要だと思います。
問題はいずれかが多数派になってしまっていて、
少数派を異端と捉えるような、人数的なバランスの悪さかもしれません。

 

そういった観点からも、
カラーに合わない人材でもプラスの資質を拾って伸ばし、
現場の力になってもらうようなスキルと人を見る目が非常に大事で、
それがなければ職場は、一歩間違えると、
悪い特長のカラーにどんどん傾いて行く危険性をはらんでいると思います。

 

なので私自身もそんなスキルをもっと付けていきたいし、
その部分で皆さんのお役にたてればいいといつも思っています。

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人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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