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客観への渇望

 

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仙台でコーチングと研修講師の仕事をしている笹崎久美子です。

 

一昨日と本日と二人の知人に会って話をしました。
それぞれ私とはタイプの異なる方ですが、
このお二人はどこか似ているんですよね。

 

それは(人に関して言えば)知りたい気持ちの矛先が、
他人ではなくご自身だということです。

 

私は「自分と異なる他人」という観点で、
「人」に対してはとても強い興味関心があり、
今この人は何を目的にこの話をしているのだろう?とか、
ここでどんな反応をすれば二人の間でベストなのだろう?とか、
常にモニターして自分の軌道を微修正しながら、
人を話をしている事が多いのですが、
このお二人はそうではなくて、
「自分を知りたい」という主旨のことをとてもよく言うんです。

 

一昨日のAさんは、「悪いところはどんどん指摘して欲しい」と言いますし、
今日のBさんは、「自分が他人にどう見えているのか教えて欲しい」と言いますし、
私は共通のキーワードとして、客観の熱望、という言葉が浮かびました。

 

二人に共通しているのは、
歯に衣着せぬようなストレートな言い方で自分に対して言及して欲しい、
と感じている事です。

 

私だったら、それは苦手で恐怖で嫌なことであり、
できれば言われたくないと思っていることの中でも、
一番ポイントの高いところかもしれないのですが、
お二人はそのように言われるとうれしく感じるそうです。
「だからどんどん言ってもらいたい」とのこと。

 

コーチングをしていても、同じように希望するクライアントさんがよくいるので、
私は、「それも一つのタイプなんだろうな」と思い、
内心、ここまで言っても大丈夫だろうか?こんな言い方で傷つかないかしら?
などと幾分ヒヤヒヤしながら、思ったことを直接的な言い方で伝えるのですが、
案外こちらが感じるよりも精神的なダメージがないみたいで、
私はそのたびに、あぁ、こういうスタイルでいい人もいるんだ、と思ったりします。

 

主観・客観という対義語がありますが、
そういった経験を多くしていると、
どちらの発想で物事を処理するのに長けているかは、
やはり人によって得手・不得手があるのかな?と思わされます。

 

私は「結局あなたはどうしたいの?何がやりたいの?」と言われることが、
過去によくあったので、
自分よりも相手の目線を無意識に優先させて、
相手にとってこれがいい、相手にこう見せたい、思わせたい、など、
そういったことが自分の行動の根拠になっているのかもしれません。

 

結果として相手の気持ちを推し量ったり、
客観的に自分の行動や自分が提示したものが、
相手にどう見えるか?というリサーチの力がは高くはなるも、
主体性や自我としての意思の強さには欠けるところがあり、
それが短所となって出てしまうと気があるのかもしれません。

 

一方私と逆のタイプの人達は、
自分はこれが欲しいからこうしたい、という意思が強く、
それが高い行動力につながり結果を残すことができますが、
その分、相手と自分の関係性や周囲から見た自分という部分では、
確信が持てなかったり迷いや戸惑いがあったりして、
実際にじっくりお話をしてみると、意外な自信のなさを感じたりします。

 

持って生まれた資質とか、今までの人生経験とか、
色々原因はあるのでしょうが、そういった根本的な違いを肯定し、
お互いのよいところを理解し認め合って対応しないと、
このままでは感情の行き違いが起こってしまいますよね。

 

自分が感じることをあまり感じず、
自分が全くこだわっていないことに厳密にこだわっているなど、
同じものを見て同じものを聞いても、違う感覚で処理された結果が、
行動や発言の違いになって表れるのだと思います。

 

あるいは自分が自然にできることが相手には困難だったり、
相手が当然と考えている発想が自分には全くなかったり、
自分の自然は相手の自然じゃない、
相手の当然は自分の当然じゃない…

 

そこが共通の認識として浸透していれば、
誰かのものの言い方に腹が立ってカチンと来たり、
悪意がないのに意地悪と誤解してしまうような事は、
もっともっと無くなるのではないかと思います。

 

AさんもBさんも大好きな友人なので、
だから違いを認め合い、「なるほど、あなたはそう思うのね」と、
お互いに穏やかな会話ができるのですが、
これがあまり面識のない人だったり、
初対面の人だったりしたら、そうはいかないかもしれませんね。

 

人間関係の難しさや、生き方の困難さは、
そこから来ているのかもしれないと思います。

 


 

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