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コーチング/コーチングは真実を否定しない

 

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私が初めてコーチングという言葉を知ったのは、
前職のコールセンターで、お客様対応のリーダーさん達から、
彼女達が受けて来たばかりのリーダー研修の話を聞き、
研修資料を見せてもらったのがきっかけでした。

 

そのうちの一人、Oさんから、
「普段、笹崎さんがやっているような事ばかり書いてありますよ?
これを読んで自分は、『あぁ、笹崎さんがやっている事と同じだ』と思いながら、
ずっと話を聞いていました。」 と言われて、
どんなものだろう?と興味を持ったのが最初です。

 

彼女達に資料を見せてもらうと、
[相手を否定しない] とか [答えは相手の中にある] とか、
[怒ったり責めたりするのではなく] [質問によって相手に気づいてもらう]
などと書いてあり、思わず、「これはいい!」 と、思いました。

 

人間の性格や考え方や価値観に、平均などというものは存在しませんが、
私はやはり、小さい頃から人よりも少しはみ出しているところが多く、
「おしゃれには関心がない」 と言うと、
「女の子なんだからそれじゃダメよ?」と言われ、
(一時期母親と仲が悪かったため)
「母親なんていないほうがいい」 と言うと、
「産んでくれたのだから感謝しなさい」と諭され、
その母親に誕生プレゼントに何がいいと聞かれて、
当時とても欲しかった工具セットを、ワクワクした気持ちで希望したところ、
「プレゼントにふさわしくない」という理由で断固却下されました。
(今は母の気持ちもわかりますが、思い出すと今も涙が出そうです。悲しかったんです。)

 

ですが、こういったことはすべて、
そのときの私の偽りのない真実です。
そして、人の心は、
「変えろ」と言われても、変えられるものではないのです。

 

相手はいつも、私のためを思って言ってくれているのでしょうが、
それは私にとって、否定以外の何物でもありません。
だから私は、誰も自分にYesをくれないことに失望し、
「誰もわかってくれないのだから、もう誰にも話さない」と思い、
他人の意見も素直に受け入れる気持ちがなくなり、
人に相談したり、人の力を借りたり、
人と一緒に何かをする、ということを面倒に思うようになりました。
(さかしかった私は、悩む前にさっさと二面性に走った<建前と本音の使い分け^^)

 

ところが、年齢を経て人の上に立って見ると、
[他人のリソースをうまく活用できない] 言いかえれば、
[人の意見を素直に受け入れられない] ということは、
仕事を通じて成長していくうえで、とても不利なことだと気がつきました。

 

どんな仕事でも、キャリアが長くなってくると、
新人さんの間違いや無駄はすぐにわかります。
けれどそれを事実として本人に伝えても、
すぐに自分に反映できる人とそうでない人がいて、
実はそこから成長のスピードが大きく変わってくるんですよね。

 

私は自分の経験から、
人が他人の意見に耳を貸さないのはどんな時か?が、
なんとなくわかっていたので、
その無意識の心のシャッターを開けてもらうためにも、
相手を否定せず、相手の言い分をまず認め、
相手のいいところを誉めながら、
自分の意思を伝えることを心がけてきました。
これは完全に自分の経験に基づいたものであり、
誰に教わった事でも習った事でもありません。

 

ところがそれと全く同じ発想の指導法があると言うので、
「これはいい!」と、すぐに思ったのです。

 

相手の存在を認め、言い分を否定せずに、
よいところを見つけて褒めてあげたり、
普段の働きに感謝を述べたり、
それらの働きかけをコーチングでは承認と言い、
ラポールと言われる、いわゆる信頼関係の基盤作りのためにも、
コーチが真っ先に勉強する事柄です。

 

ですがこれはコーチングを効果的に行うための前準備のようなもので、
これ自体がコーチングではありません。
コーチングはこれに、傾聴、質問、を加え、
ときにフィードバックというスキルを付加しながら、
忌憚なく本音で会話し合うことによって、相手の気付きを促します。

 

そして相手が自らベストな回答を自分で見つけ出し、
一番よく知っている自分が自ら出した、自分にとってベストな答えだからこそ、
意欲も行動力も上がって、「われながら名案だ!やってみよう!」
などと実際に行動を起こすのです。

 

ですから先ほども述べたように、承認=コーチング ではないのですが、
今や"承認"は、コーチングの代名詞のようにもなっています。
それはもしかしたら、誰もが認める、
コーチングの一番効果的な部分なのかもしれません。

 

さて、もし、あなたがコーチだとして、
目の前のクライアントさんが、
「人生はお金がすべてだ!お金に勝る価値はない!」
と、本気で思って人の気持ちを無視するような行動をとっていたとします。

 

その場合は、「それは違うと思うよ」「別な価値があるんじゃない?」
と言いますか?コーチングではNOです。
そのときには、「そうなんだね」「そう思っているんだね。」と、
まずはそれを承認します。

 

だから、自分は変わっているのではないか?
自分は人から受け入れてもらえないのではないか?
と、日々思っているような人にもコーチングは有効に機能し、
きのうと違う一歩を踏み出すために心の安心と安定を提供します。

 

自分の真実を否定されない。

 

これだけでも、人はどんどん変わっていきます。
逆にいえば、「人はこうあるべき」と言った建前だけが独り歩きして、
そこからはみ出している人を社会全体が疎外している。
そんな風潮が増している今の世の中の傾向を、
余計にひしひしと感じたりします。

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人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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