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[本]Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

 

Hot_Papper_miracle_story.jpg

 

ホットペッパーを、売り上げ300億円の一大事業に育て上げた、
元(株)リクルートホットペッパー事業部長 平尾勇司さんの本。
講演の内容がとても面白かったので、会場で即購入して、
ミーハーにもサインまでしてもらった本です(笑)

 

Amazonのカスタマーレビューでは評価が分かれるようですが、
私はここ最近のビジネス系ではダントツで最高に面白かったです。
読みながら何度も、「これはすごい!まさにその通りだ!」と思いました。

 

私には点数の低い人がなぜ低い評価なのかわかりませんが、
もしかしたら、タイトルから期待される内容と、
実際の内容が異なる印象を持ったのかもしれません。
(私は平尾さんの講演を聞いての購入だったので、
寸分のズレもありませんでしたが)
その一方で、評価のいい人は、皆一様に最大の賛辞を送っているので、
「ハマる人にはハマる!」そんな本なのだと思います。

 

どこがハマるのか?というと、
やっぱり、情報の伝え方、見せ方、共有の仕方、ですね。
設立の主旨、創刊の意図、
事業として描きたいと思っているストーリー、
そういったものを目に見える形にして、
すべての人に等しく提示していく手法と姿勢が、
非常に自分の望んでいるものと合致するんです。

 

私が特に強く共感できたのは、
個人の資質に任せることをせずに、
「誰でも勝てる型を作る」という発想です。

 

本で取り上げられていたのは営業アプローチに関してでしたが、
それは営業に限らないと思います。

 

たくさんのスタッフのリーダーになってみるとよくわかりますが、
同じ組織に属していても、本当に人の資質や性格はバラバラで、
上部がしっかりしていないと、集団の価値観さえも揺らいできて、
働く人達は、いったい何が正しいのかわからなくなり、
個々の判断基準でそれぞれが走り始める結果となります。

 

その先にあるのは、
ことあるごとに起こる摩擦であり衝突であり、
施策を行う以前に、合意にかかる膨大な時間であり、
そして非効率です。

 

また資質に恵まれた人は、
自力で自分のポジション(立ち位置)を獲得して行けますが、、
そうでない人がポロポロと抜け落ちていく現状では、
とても団体戦としての力は発揮できず、
チームワークも期待できません。

 

私の前職であるコールセンターでは、
質と量のバランスをうまく取れる方とそうでない方がいて、
質を優先する人は、事務的な対応で早々に終話させる人を快く思わず、
量を優先する人は、丁寧すぎる対応で電話の長い人を批判しました。
そしてよく、質問をされました。「いったいどっちが大事なんですか?」

 

私はよくこう答えました。「ケース・バイ・ケースだね」

 

ですが、今思えばこれは当たっているけど間違っています。
臨機応変で柔軟な対応は確かに大事ですが、
指示を受けるほうとしては、こんな曖昧な言葉はありません。
「じゃ、ケース・バイ・ケースって具体的にどんなこと?」
今、そう問い直して見ると、
「ケース・バイ・ケース」の規範は自分の中だけにあったものでした。

 

組織としても公的な合意や承認もなく、
周囲にもきちんと共有されていない[ケース・バイ・ケース]は、
それがどんなに当たり前のことであっても、
価値観の異なる人にとっては、個人の意思の押し付けでしかありません。
というかまず、この仕事にとって何が「当たり前」なのかを、
しっかりと共有する必要があったのですが、私のその意識はなかったし、
立場的な権限も思いのほか、曖昧でした。

 

そんなとき私は、「これだけは守って!」と胸を張って皆に言える、
矛盾の活動方針や明文化された理念のようなものが、
組織全体に行き渡っていれば、どんなに楽だろうと思っていました。

 

それは自分だけでなく、全員の「楽」にもつながります。
それがあれば、それさえきちんと守られていれば、
皆が精神的に安定し、皆が同じ方向を向き始め、
自分のどこがどう思われるかわからないお互いの非難を気にして、
びくびくすることもありません。

 

またそれがなければ現場リーダー達も、
それぞれが個々の価値観に基づくバラバラな指導になってしまい、
それがスタッフの意欲を低下させ迷いを生み出します。
スタッフ側は当然「言われたことだけやればいい」と思うようになります。

 

そして筋の通っていないリーダーに、引いてはその会社自体に、
誰も付いて来ないという悪循環にも陥ります。
なので組織は、価値や意識や目的の統一に、
もっともっと時間とエネルギーをかけるべきだと思うのです。

 

言葉というのは、大変曖昧なもので、
自分の真意が発言を通じて100%相手に伝わると思ったら、
それは大間違いです。

 

ならばなおさら、じっくり読まないとわからないような難しい文章ではなく、
絵に描く、図にする、動画を作る、数字を挙げる、キャッチフレーズを使うなど、
意識を合わせるための見せ方や工夫はとても大事だと思います。

 

もしこの日記を読んで、「本当にその通りだ!」と思う方なら、
この本は非常に参考になると思います。

 

組織のビジョンを浸透させて、人が動く会社にする…
それも立派なコミュニケーションなんですよね。
そんなことを痛感させられた、
私にとっては素晴らしい一冊でした。
いや~、面白かった!すごく参考になりました!

 

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KEYWORDS:
ホットペッパー,Hot pepper,ミラクル・ストーリー,平尾勇司,組織,浸透,事業,立ち上げ
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人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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