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もうすぐ3月11日②

震災の次の夜


ラジオをやっていて思うのは、
震災(東日本大震災)をきっかけに、
生き方が大きく変わったり、
新たな活動を始めた人が、
とっても多いんだな・・・ということ。


もちろん大切なご家族を亡くされた方や、
家が流されたり壊れたりして、
生活が一変してしまった方は当然かもしれませんが、
そうでない方も、仲間を募ったり、
団体を立ち上げたりしているのを見聞きすると、
あまりそういう気持ちが湧き起こらなかった自分は、
冷淡な人間なのかな?と思ってみたりね。


震災後に何が変わったか?と問われれば、
たぶん私の本質は、何も変わらないな。


母が持っていた携帯ラジオや、
驚くべきことに翌日の朝、
たった見開き一枚の印刷でも、
配達されてとてもうれしかった河北新報で、
各地の惨状や死者・行方不明者の数を見ても、
思った以上に大規模な地震だったんだなぁ・・・と、
ぼんやり思うだけで、衝撃はありませんでした。


近場のスーパーは天井が落ちて開店できず、
個人商店やコンビニからは品物が全くなくなり、
ガソリンもスタンドからなくなってしまったという状況でも、
「世の中にはこういうこともあるんだぁ・・・」と、
ぼんやり感じるだけで、
いいとも悪いともあまり思いませんでした。


結局、人は狭く限られた現実感の中で、
目の前に起こっていることだけを見て生きているというのが、
正解かもしれないし、
または私に情緒的な共感力が欠落しているというほうが、
正解なのかもしれません。


ですが、多かれ少なかれ、
当時の私のようなまだまだ安定しない、
駆け出しの個人事業主には、
たとえ家族や家に大きな被害がなくても、
「今後の仕事は?」「この先の収入は?」
ということが最大の懸案事項だったので、
救援物資を知人に託しても、
被災地支援にお金を出しても、
そこから頭が離れなかったというのが、
本音かもしれないね。


それと同時に、たぶんこの思いは、
本当はもっと多くの人が感じていたはずで、
でも亡くなった方や、家が流されてしまった方を思うと、
とても本音は口に出せなかった、というのが、
真実じゃないかしらね。


写真は震災の翌日の我家の食事風景です。
電気が点かないのでローソクをともし、
お互いに見聞きしたものをあれこれ話しながら、
家族で夕食を取りました。
これはこれでなんとなく楽しくて暖かい時間でした。


※この写真は、佐藤正実さんのところの
20世紀アーカイブさんにもお渡ししたので、
ご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。


私は思うんですけど、東日本大震災は、
大きな悲しみと被害のあった未曾有の地震でしたけど、
たいていの被災地の人達は、なんとなくこうやって、
すごいことが起こったと思いながらも、
自分達の小さな生活圏の現実とだけ向き合って、
「早く電気点かないかなぁ」「早くガス来ないかなぁ」
「早くお店開かないかなぁ(営業再開)」
「早くガソリン来て欲しい」とだけ願って、
暮らしが普通になるまでの一か月間を、
過ごしてきたきたと思います。

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人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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