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新人研修のうんちく男子

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今日はコールセンターの30人規模の新人研修でした。
といっても電話応対ではありません。
テクニカルサポートのお仕事に就く皆さんの技術的な研修で、
しかも私は、今回はお手伝いなのです。
お手伝いなので自分がホワイトボードの前に立つわけではなく、
気楽と言えば気楽。
ですがその反面、研修生がPCに向かう様子を後ろから見ていると、
ひとりひとりの癖やキャラクターがとてもよくわかります。


この種の研修では必ずと言っていいほど知識の豊富な男子がいて、
専門用語を使った高度な質問を講師に投げかけたり、
二歩も三歩も進んだ理解度と作業進捗を見せてくれたりするのですが、
その人達が他の皆さんの役に立っているかと言えば、
たいていの場合、それはノーなんですよね。


というのも、この男子達はとてもミスが多いのです。
私も長年似たような研修を担当していて経験がありますが、
この人達はどちらかと言えば他人の話をきちんと聞いていません。
「この辺の話はわかりきっていることだよなぁ」と思った瞬間に、
興味が失せて話しに集中することをやめるので、
その中の要所要所にルールや手順などの重要な事柄が含まれていても、
聞いていないことがすごく多いんです。


そうすると初心者の皆さんが既定の時間内に終わる作業も、
エラーになって時間内に終わりません。
エラーになると今度はすぐに自己解決を試みようとして、
独自の作業に入り始めどんどん進捗が周囲から遅れていきます。
しかも「できていない」「完了していない」事を報告しないので、
その間、研修はどんどん進んで結果的に取り残されます。


本日も、何度も何度もそういった事がありました。
PCでプロジェクターと同じ画面を開いていないので、
行ってみると「そのサイトにはつながらない」と言うのです。
よく尋ねてみると、今日は朝から、
まだ一度もそのサイトが見れていないと言うんですよね。
それで研修が始まって他の人はすでに課題に取り組んでいるのに、
その間も研修そっちのけで、ずっと周りと違う事をやっていて、
そっちに集中しているわけです。


当該サイトが見れない理由はすぐにわかりました。
研修生は毎朝出社すると備品ロッカーから、
研修で使用するPCやその他の準備品を持って来て、
その都度自分の机の上でセットアップするのですが、
そもそもそのパソコンの選択が間違っていたのです。


あのね~講師がきのう言ったでしょ?
赤いテープが貼ってあるパソコンを使ってくださいって。
なんでそう言ったかわかる?
赤いテープのパソコンと青いテープのパソコンでは、
インターネットを閲覧する設定が違うので、
(片方は社外サイト用、片方は社内サイト用。プロキシが違う)
そこを間違うとつながらないのよ(^_^;)??


改めて見回してみると、つながらない人達が結構いて、
確認するとみーんな、違うパソコンを持って来たのが原因なんだけど、
苦笑するのはその人達が全員、
自分達は高スキルと自負している男子達なのよね(笑)
結局そこからパソコンの取り換え作業が始まって、
結構余計な時間を使ってしまいました。
今日は一事が万事そんな感じだったな。


こんな男子達を黙らせるためには(笑)、
ピンポイントで個人を指摘するだけでなく、
周りとの違いに目を向けさせることも必要で、
「ほら他の人達のパソコンを見てみて。みんな間違えてないよ?」
「今これができてないのは◯◯さんだけだよ?」と言ってみたりね。


    *    *    *    *    *    *


それからノートを取らない!メモしない!
自分らは十分わかっていると思っているのかもしれませんが、
ノートやメモと言うのは勉強や備忘のためだけでなく、
文字を書くという動作を通して内容がより強く身に入る効果もあるわけです。


しかも商品の仕組みや仕様に興味はあっても、
お値段や商品の種類には興味がないので、
それらを真剣に覚えようとしません。
(でもお客さんにとってはそっちもすごく大事なわけよね。)


結果的に講師が今話したばかりの話から、
一人一人を指名して何かの問いかけをしても、
答えられないし勘違いしているし、
「えっ今言ったばかりでしょ(笑)?」って感じです。
だから確認テストを行うと、周囲が思っているほど点数は取れず、
それでは得意の仕組み・仕様はバッチリかというと、
そちらも意外なほどできていないくて、
さらにそれに対して問題にケチを付けたり言い訳をしてくるので、
君達、世の中の事、全然わかってないよなぁと思ったりします。


    *    *    *    *    *    *


仮にこの男子達(たまに女子もいますが)を、
うんちく系男子と名付けるとすると、
うんちく系男子
(私から見れば30代だって40代だって男の子だよーんw)は、
やがて彼らが軽視していた初心者に追い抜かされることになります。


「それなら俺は十分わかっている」
「俺は初心者とは違うんだぜ」
とひそかに言いたい気持ちはよくわかります。
むしろピュアで(悪く言えば単純で)可愛いところさえあるんです。
でも作業に取り組むときの目的が全然違うじゃん。


初心者の人は何を言われているのかさっぱりわからないので、
不安や焦りを感じ、とにかく必死に理解しようとします。
うんちく系男子はすでにわかっているのでその真摯さがなく、
むしろ自分が周りとは違う存在であることを、
講師を含め周りの人達にわかって欲しいので、
意識・無意識に関わらずすべての言動がそこにリンクします。


やばい、どうしよう…と思ってレクチャーや作業に取り組む人と、
自分のアピールの場を意識して取り組む人では、
物事への向き合い方や吸収の度合いが全く異なりますし、
講師の話をひとことも聞き漏らすまいと思って聴く人と、
「あぁ、あの話ね、それなら自分は知ってるわ」と思って聞く人では、
どこかで逆転が生じるのは当然だと思います。


何より彼らが勘違いしがちなのは、
ここで教えられていることは、
あくまでも仕事の遂行に特化した業務としての知識なので、
講師の言葉の中には、
業務上重要な事がたくさん含まれているという事かな。
今から皆さんが入るのは、
ここにいる全員の誰にとっても初めの職場なので、
一般知識ではなく業務知識として説明されるのは、
全員が一様に初めてのはずなのですが、
下手に予備知識がある分だけ、
そこへのアンテナが低いんだよなぁ。。。


    *    *    *    *    *    *


さらに彼らにとっては不利なことに、
講師と言うのは過去に何人も同じタイプの人を見続けてきて、
そういった人はすぐにわかるし、評価も低いのです。
あなたにとって講師は初対面でも、講師に取ってあなたのような人は、
「あ、このタイプね」と毎度苦笑させられる存在だったりするのです。


考えても見てください。
どんなに知識が豊富でも、ルールや作業手順を守れないというのは、
その仕事というよりも、
「社会人」としての基本ができていないということだよね。
基本ができていない人は、評価が落ちるのも当然だと思うの。
そこ、わかってるかな?


それから講師には心情というものがあって、
自分の言葉に誠意のある聞き方をしてくれない人には、
どんな講師でも難儀を感じモチベーションが下がります。
人によっては大きなやりにくさを感じてうんざりしますし、
ミスが多いのでその人のせいで時間をとられることにやきもきし、
全体にとってあまり益のない難解な質問が何度も出ることで、
苛立ちやストレスを感じたりします。
研修と言うのはスケジュールを時間内に納めなくてはならないので、
無益な事に時間をあまり時間を取られたくないんです。


だからちょっとでも賢さ(または相応のズルさ)があるのなら、
「俺は知っている」と何かにつけてアピールするよりも、
むしろその行動は抑えて、(たとえ演技でもよいので)
真摯に誠実に取り組んでいる様子を見せたほうが、
絶対にお得だと思います。
というか本当にクレバーな仕事人はそこをよくわかっています。
なので、うんちく系男子はそこがわかっていない点で、
「自分には不安材料がありますよ」と、
自らマイナスアピールしているのと同じなんですよね。


うんちく系男子が「オレが、オレが」と思っているうちは、
講師にとっては未成長の子供と一緒で、
いつも行動の中心は「自分自身」であり、
願いは常に「俺をわかってくれ」に尽きるからです。


そう思う背景はきっとどこかにあるのでしょうが、
ここでは触れません。
そこから脱却して何かの準備を手伝ったり、
デキない人達に適正な応援の仕方をしたり、
皆を代表して、皆さんの困りごとを伝えてくれたり…
そんな事が出来るようになれば、周りの目も変わってくるはずです。


だからさ、たとえば講師にはウソでもいいから(笑)、
「よくわかりました。今までの疑問が解けました」
の一言でも言ってみなさいって(笑)!
そうやって講師の好印象や好感覚を勝ち取っていけば、
そのあとの研修はあなたにとても有利に進むはずです。


自分で事あるごとにアピールして人に認めてもらうよりも、
そんなことを必要としなくても周りが認める人になってくださいね。


    *    *    *    *    *    *


うんちく系男子は研修を受けるにあたって、
今のそのスタイルを選択している時点で負け組と見られがちな事を、
賢いあなたなら、ぜひわかってね。




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自転車乗りの話

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今日の研修(グループコーチング)が終わった後で、
こちらもお話すればよかった、と思っている話があります。
それはあるとき私がふと考えてみた「自転車乗り」の話です。


    *    *    *    *    *    *


私達は子供の頃に、たいていの人が自転車乗りの練習を始めます。
そしてたいていの人が自転車に乗れるようになります。


それはなぜでしょう?


それは「自転車は誰でも乗れるもの」と、
皆がやる前からわかっているからなんですよね。


子供は周りの大人たちが自転車に乗って、
歩くよりも早く遠く楽に移動しているのを普通に見て、
「あれに乗れたらいいなぁ」と思い、
さほど疑うことなく練習を始めるわけです。


ですが、私はいつも思うんですけど、
自転車がもし世の中に登場した時に、
「あれは乗れる人と乗れない人がいるんだってよ?」
という話になって、ちょっと練習してもうまくいかなかった人達が、
「私はどうやら"乗れないタイプ"だったみたいです」と言い始めて、
それが世の中の考え方として定着してしまったら、
多くの人達がそれ以上の努力や工夫はせずに、
自転車に乗ることを早々にあきらめちゃうと思うんです。
で、「やったけど自分には不向きでした」とか言いそうです(笑)
本当に世の中の流れ次第ではそうなっていたかもしれないよ?


でも実際は多くの人が当たり前に乗っている現実が今ここにあるので、
何も疑わずにある年齢に達したら自転車乗りにチャレンジする事が、
当たり前になっています。


だから物事が可能かどうか、
可能であると確信して行動できるかどうかは、
世間の風潮や他人の動向や自分の思い込みに、
ものすごく左右されていると思うんですよね。


あともう一歩のエネルギーや、
自分に合ういい方法を考えついたり、
実現のアイデアを柔軟に思いついたりすれば、
本当は誰もができる事なのに、
それを成し遂げた人を身近に知らないから、
頭からしょせん無理だと思ってあきらめている事も、
この世界にはたくさんあるのかもしれません。


自転車や逆上がりのようにできている人が多数派だと、
「自分も早くああなりたい」と強く思うし、
できないほうに劣等感があったりするので、
それも大きな動機づけになりますが、
誰もできていないような事柄で自分の周りに成功例がないと、
「やっぱり無理」「自分は向いていない」
「性格だからしょうがない」「体質的に困難」
と最初から自分で自分をNG判定しているんだわね。


実は私もそうなのよ。


私はタスク管理が苦手でちょっとスケジュールが混み合ってくると、
頭の中の整理がつかなくなって妙な不安感も出てきたりするのですが、
それは自分のこれこれこういう資質によるものだから、
仕方のない事なのだ、と客観的に自己分析して、
それを肯定的に認める気持ちはあったのですが、
思えばそれを改善できるという、
夢や希望を持ったことは一度もありません。


でもさ、わかったよ。
だから直らないんだな~と思って(笑)


だから今は、
なんだかわからないけど何かが変わってきて、
なんだかわからないけど忙しくなってもサクサク物事が処理できて、
なんだかわからないけどいつも心と時間に余裕があって、
思う存分、好きな事、やりたい事だってバンバンできちゃう!
そんな輝ける素晴らしい日がいつかきっと絶対来るんだ!
やっほー♪と思って、なんだかわからないけど、
自分はその日を楽しみに待つことにしました。


思ってみたら自分のあれこれのうちで、
今うまくいっている事は全部、
最初からそうなる(だろう)と思ってやっていることなんだよね。
なのでたぶん、うまくいくと思ってやることだけが、
うまくいくんだと思う。
これを世間では、「根拠のない自信」と呼ぶのね、きっと(笑)


    *    *    *    *    *    *


昨日の受講者の皆さんには、どんなことがあっても、
「私はダメ」と無意識に自分をジャッジしないで欲しいの。
それは自分の価値を自ら望んで下げている事に等しいと思うんです。
だってどんな考えも、
実際にそれを思っている張本人は自分自身なのだから、
自分がまずそう思わないことが大事なんじゃないかな、と思います。


もし人からそう言われて傷つくことがあったら、
ダメなのは「あなたという人間」ではなくて、
「あなたが取っている行動」であると思って、
そこと自分のアイデンテティは切り離して考えると、
みんなもっと楽になると思うよ。
そしてあなた自身のマインドを変えようと悩み苦しむのではなく、
目に見える行動のほうを、
少しずつ変えていけばいいのではないかと思います。


昨日はそういったまとめをすることができず、
今思えば心残りですが、
この場を借りて思いを述べたので、
どなたか一人でもたまたまここを訪れて、
読んでくださればいいな~と思います。
 

 
 

 

Facebook(フェイスブック)で思う事

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昨日はNPO中田暮らしネットワーク主催の、
「初めてのフェイスブック講座」で講師をしました。
私はコーチングや対人コミュニケーションを専門とする、
社員教育や人財育成の講師なので、
本当はPCの先生ではなくITコンサルタントでもないのです。


ですが、前のお仕事がプロバイダーのコールセンターで、
初心者のお客様に様々な使い方や設定方法のご案内をしていた事から、
インターネット全般に関してある程度の知識はあるように思いますし、
何より自分自身もネットの活用が大好きなんです。


そのため独立当初から「ブログをやりたい」「Twitterがわからない」
「スカイプの使い方を教えて」といった、
主に個人事業や会社経営をされている、
女性の友人知人からのお尋ねが多く、
最近ではやはりフェイスブックの公開講座や、
社員研修などを行う機会が多いです。


    *    *    *    *    *    *


ユーザーサポート出身の私が行うのですから、
講座ではそんなに難しいお話はいたしません。
始め方、使い方、設定方法など基本的な事だけを解説し、
取りあえず「誰もがその日から使える」事を目標にしています。
本格的なビジネスでの活用やそれに付随するノウハウ等は、
ほかに詳しい講師がたくさんいらっしゃると思うので、
そういった知識をご希望の方は、
そちらに参加すればよいと思っています。


たとえ初心者講座であっても、
私には必ず皆さんに伝えたいことがあります。
それはフェイスブックを通じた他の人との関わり方です。
フェイスブックやMIXIなど、
会員制の交流サイトをSNSと総称しますが、
SNSは【Social Networking Service】
(ソーシャルネットワーキングサービス)の略でもありますように、
基本はソーシャル(社会的なという意味)なんです。
つまり世間の縮図ってことだと思うんです。


日々の暮らしでは、道で人と会えばご挨拶しますし、
おめでたい出来事にはお祝いを述べますし、
世間話には共感し、失敗した人は励まし、
困っている人がいれば皆で助けます。


フェイスブックもまったく同じだと思うんです。


インターネットだから、最近の技術だから、
何かが大きく異なるということはなく、
現実社会と同じように、
相手への誠意と相互支援の気持ちをもって、
肯定的に人と関わるということが大切だと思うんです。


だから自分のほうからも相手に手を伸ばして、
ほかの人達とお互いに関わり合うことに抵抗のある人は、
もしかしたらフェイスブックを有効活用していけないかもしれません。
普段から友達のコメントに「いいね!」をつけて、
読んでますよ~!いいニュースだね!という意思表示をしたり、
誰かの近況にコメントを付けたりしていないと、
誰も存在に気付いてくれないし誰もかまってくれないし、
あなたにとって有益な出来事は、
ここでは何も起こり得ないということになると思います。


私の講座に申し込んでくださる方のほとんどは、
フェイスブックをビジネスで活用したいと思っている方達です。
であればなおさら、自分の近況をただつぶやくだけで、
人と交わることが一切なかったり、
つぶやきにコメントをもらっても反応しないなど、
他人と関わる動きをしない(できない)方にとっては、
あまり有効なツールと言えないかもしれません。


そしてフェイスブックは、仕組みとしても、
個人と個人のやりとりの度合いや、
関係性の距離をきちんとシステムが認知して、
それに応じた動きをするようになっています。


そういった意味からも、たとえ人数が少なくても、
フェイスブック上に仲良しはいたほうがいいですし、
やり取りの頻度も相手によってバラつきがあったほうが、
効率のいいときもあるのです。これも現実社会に似ています。
フェイスブックの中に「いつものあの人」が何人かいて、
その人達だけとやりとりする使い方でも最初は構わないのです。
「ねばならぬ」で義務的にやるよりも、
そのほうがずっと楽しくずっと長続きしますよね!


なので自分の講座では、それを説明して納得していただいた上で、
参加者の皆さん同志でお互い「友達」になっていただき、
講座終了後もフェイスブックを通してしばらく交流が続くように、
自己紹介や名刺交換タイムを設けるなどまず現実での交流や、
参加者同士が気軽に言葉を交わし合える雰囲気づくりにも、
気を配っています。


講座中にアカウントを取得して初めてフェイスブックを始める方も、
その場で数名のお友達ができるのですから、
今後のためにもいいかな~と思って(笑)
特にご年配の方は、周囲に利用者が少ないので、
友達が広がっていかない傾向があり、
これを機にぜひフェイスブック仲間を増やしていただきたいですね!


昨日は中田暮らしネットワークの会員以外からも、
数名のご参加があり楽しく和気あいあいと講座は終了いたしました。
これを機に皆さんがフェイスブックの楽しさ面白さを味わいながら、
その方なりの使い方、有効活用の仕方を、
ゆっくり考えていただければよいと思います。


私の講座がその入り口になればいいな、と、
いつも思っているところです。
 

 
 

 









偶然に任せる

偶然_w200



今日はアサーションの研修でした。


アサーションというのは、伝えたい事、言いたいことを、
お互いの関係を壊さずに、
きちんと相手に伝える話し方の方法です。


(あなたが原因で)困っている、迷惑している、
傷ついている、辛い、悲しい、苦しい…
そういった「人」に関わる負の感情は、
なかなかその相手には伝えにくいものです。


あるいは無意識に感情のスイッチが入ってしまい、
自分が相手に投げかけた攻撃的な言葉や態度が、
大いによろしくなかったことに気が付き、
あとになって後悔したり軽卒を悔いたり落ち込んだり…


そんな経験は誰にもであるのではないでしょうか?


アサーションは相手と対等な気持ちを保ちながら、
自分の思いも相手の立場も等分に大事にする、
コミュニケーションの考え方であり技法でもあります。


攻撃的・感情的にならず、
かといってひたすら耐えて我慢もせずに、
爽やかな自己表現(自分の気持ちを伝える)が、
できたらいいですよね。


今日はリワークの皆さんが対象の研修でしたが、
とても意欲的に、そして楽しく取り組んでいただきました。
普段から仲のいい雰囲気が感じられて、
暖かい空気の中でで研修が終了いたしました。
ありがとうございます。


    *    *    *    *    *    *


さて、コミュニケーションに関する研修やセミナーでは、
時間中に何度か席替えをすることがあります。


ロールプレイングで相手を変えるのが目的のときもありますし、
スクール形式の座席配置で整然と前向きに着席している皆さんを、
一度解体して、円になってグループワークができるように、
いくつかの塊に分け直すのが目的のときもあります。


効率よく進めないと限られた時間を有効に使えないので、
席替えの手際というのも結構大事なのですが、
自分はそれをなるべく偶然に任せるようにしています。


具体的には参加者全員のお名前を書いたカードを、
シャッフルしてその順番に座り直していただくとか、
または参加者の皆さんに誕生日順に一列に並んでいただき、
人数ごとに区切っていったりします。


なぜなら、手際や効率だけでなく、
講師側の意図が一切入っていないほうが、
受講者の皆さんに公平感や納得を提供できるからです。


あまりいい表現ではありませんが、
どんな会社、どんな組織であっても、
一緒に活動する仲間同士であれば、
相性の悪い組み合わせというのは必ずあるもので、
「あの人と組みたくない」「同じグループに入りたくない」
という気持ちをお持ちの方もいらっしゃると思うんです。


ですが、その場だけでも、
一時的にあきらめて納得してもらうには、
客観的な方法が一番いいんですよね。
偶然に任せてしまうのはそんな利点があります。


その時の研修によって、
組織内で何かと話題になっている方とペアになった方が、
あからさまに嫌な表情を見せるときもあります。
ですがこちらの意図ではないので、
従っていただくしかありませんし、
講師がそこに必要以上の責任を負わないのも、
その後をサクサクと進めていける潔さになります。


一方で、デメリットもあります。
あくまでも「偶然」ですから、
やってみたら、いつもの組み合わせとほとんど変わらないし、
あれれ?という事もたまにありますし、
グループのキャラクターに偏りが出て、
講師側から見ると、バランスの悪い席配置やグループ構成に、
なってしまうときもあります。


ですが私はそれでもいいと思うんです。
なぜならそれは、現実と同じだからです。
それが社会の現実だからです。


仕事でも家庭でも、
物事が何かも思い通りに行くなんてことはありません。
むしろ世の中は、バランスが悪く、不運な事も多く、
それと折り合いをつけて行く過程が「人の成長」です。


なので席替えやグループ分けが、
「えー!」と思う結果になったとしても、
基本的にそのまま続行します。
でも必ず言うんです。


「これって現実の世の中と同じですよね。
何があるかわからないし、こういう事だってあります(笑)
現実だって何かのバランスがいつもいいなんてことはありません。
こういうところから、勉強だと思ってくださいね」って(^_-)-☆!


すると多くの皆さんが「なるほど」と納得してくださいます。
今日も受講者の皆さんが共感して頷いてくださいました。
そんな風に、コミュニケーションのノウハウだけでなく、
世の中を力強く、でも柔軟に歩いて行けるための考え方も、
折に触れて提供したいな~といつも思っています。


偶然の席替えの結果は、実は笑いを取って場を和ませる、
いいネタにもなります。


「先生、おれ、席替えしてもまたコイツとペアなんだけど?」
「それは、離れられないご縁ってことだね~(笑)」
「うわ、やば、腐れ縁ですかっ!」
「あきらめなさい、そういう運命みたいです(笑)」
~一同爆笑~


そんな臨機応変のやりとりを挟みながら、
少しずつ場を締めていきます。
講師の腕も試される、
いい(自分の)勉強の場とも思っています。
 

 
 

 

「直す」のではなく「変える」

電話応対研修


一昨日と昨日は、電話応対の研修でした。


今回は新人研修でしたので事情は異なりますが、
通常、私への社員研修やスタッフ個人指導のご依頼は、
「結果を出してくれ」というケースが多いです。


お付き合いの長い担当者さんが多いので、
現状や個別の事例を率直に伝えてくれて、
「そこを改善してほしい」というオーダーをいただきます。
だからいわゆる「社員研修」や「個人指導」ではなく、
はっきり言えば「修正依頼」なんですよね。


ここで一つ問題があって、
自分に対して修正を施されるのがわかっている研修や指導に、
皆さんはモチベーションが上がりますか?ということなんです。
私は嫌だな~、なんとなく億劫でうんざりで気乗りしません。


しかもそういった時の対象者の方達は、
常日頃、職場の指導者に頻繁に指摘を受けていて、
時に傷ついたり屈折したり、
自己価値が低下していることが多いので、
肝心の電話応対に行く前に、
まずその気持ちを払拭してあげる作業が必要になります。


    *    *    *    *    *    *


さて、そのためにやっていることは色々あるのですが、
その中のひとつとして「変える」「変えてみる」という表現を、
私はよく使います。


例えば声の大きさや明るさ、元気な感じというのは、
言ってすぐにできる人とそうでない人がいます。
その場合に「直す」という表現を頻繁に使うと、
暗に「今のあなたじゃダメ」という意味が含まれてしまうので、
「試しにこんな風に変えてみて。」と言ってみます。


そしてそれを録音して、
そうじゃないときのトークの録音と比較してもらいます。
ご本人が自ら「あ…」と気が付けばそれで十分で、
そこから先は自然と意識するようになりますし、
できていないときは、こちらもすかさず、
「元に戻っちゃったね」と差分をストレートにフィードバックできます。


欠点を「直す」のではなく、
色々なお話の仕方がある中で、ご本人がベストと感じる話し方を、
自分で選択してそのように変えて、
そのポイントを常にキープできるように本人に工夫させる…
そんなスタンスです。


中には何度聞かせても違いに気が付かない方もいらっしゃいます。
そのときには、(参加者がもし複数なら)周りを巻き込んで、
他の人達に「どちらがいいか」多数決を取ったりします。
第三者の一般的な感覚を「目で見せる」わけです。
その時点でご本人の納得が得られなくても、
取りあえずは「多くの人達はそういう感覚なのだ」という、
自らを振り返る大きな提議になります。


マンツーマンの場合は、最良と最悪のパターンを、
極端に差をつけて自分が実際にやって見せて、
どちらも真似をしてもらったりします。
そして話し方の幅をコントロールできるようにした上で、
こちらの指示に従って色んなパターンをやってもらいます。
「今回はBのパターンでやってみましょう」「じゃ次はAで」
みたいな感じかな。


この場合は、欠点を「直す」のではなく、
「話し方を自在にコントロールできるようになる」ことに、
目的を差し替えちゃうわけですね。
そうやって今までの劣等感の呪縛を解きながら、
「変える」「変えてみる」というところに主眼を置いて関わっていきます。


これらは工夫のひとつに過ぎませんが、
そのベースにあるものは電話応対の知識やノウハウではなく、
実は自分の現在の本分であるコーチングの、
マインドやスキルのほうなんですよね。


モチベーションアップ、気付きを促進させる、
本人に考えさせる、行動を変えてもらう…
そして一番根底にあるものは、
相手を否定せずに、相手の可能性を信じて、
「誰でも成長していける」という考え方で、
相手に接する、ということかな?


なので、研修・指導という名目であっても、
これもまた立派にコーチングなんですよね。
自分はそんな風に思ってます。

Twitter講座でした

笹ちゃん(笹崎久美子)のTwtter講座



今日は「難しくない超初心者のためのTwitter(ツイッター)講座」でした。
明るく前向きで積極的な皆さんが集まり、
とても初対面同士とは思えない活気ある(騒々しい?)雰囲気の中で、
ジョークが飛び交う楽しい講座となりました。


    *    *    *    *    *    *


私がTwitterを始めたのは2009年からですが、
人脈作りや自己PRや講座の告知などいわゆるマーケティングのためではなく、
友人に「教えて欲しい」と言われたのがきっかけでした。


そのときの私は、
招待メールが知人から届き試しに登録はしてみたものの、
はたしてそれがなにで、一体どこがどう面白いのかさっぱりわからず、
半年以上も放置していました。
Twitterが話題になりつつあった事も全然知りませんでした^^


けれど「教えて欲しい」と言われた手前、
自分が使いこなせなければ洒落にならないと思い、
たまたま知人のメールで告知されていたセミナーに参加しました。


それはすでにアカウントを持っていた自分には、
とても参考になる面白いものでしたが、
ブログやMIXIなどインターネットでの発信経験が全くない一部の方には、
馴染みにくいものでした。


これは講師の方が悪いわけではなく、
限られた時間に最大公約数の事柄を伝えるには、
どうしてもサポートできない人達が出てくるという事だと思います。


私に「教えてほしい」と言った友人もそちら側で、
一度勉強会に参加しているものの、
やっぱりよくわからかったというのが依頼の理由でした。


私の前職はプロバイダのユーザーサポートだったので、
辞めても友人知人からよく個人的にこういったことを頼まれます。
それまでTwitter講座を自分がやるなんて想像もしていませんでしたが、
通常のセミナーからこぼれる人達がいるのを見ると、
ユーザーサポート魂が妙にムクムクと起動して(笑)、
そこをカバーできるセミナーならやりたいと思い始めました。



そんな経緯でコーチング・コミュニケーション社員教育と名刺に書いても、
リクエストがあればTwitterやFacebook等の初心者向けセミナーを、
たまに開催しているわけです。


    *    *    *    *    *    *


本日お越しの参加者の皆さんは、
前述のレベルよりも上の方達と感じました。
そして高い意欲と向上心で積極的にご参加いただきました!!


写真は前列左から
ラボ・ジャパン(株)佐藤なな子専務 @momofukunanako
・(株)MintCondeition代表取締役:三浦一さん @hajime_mint
ヴォイス&トーク赤間裕子オフィス:赤間裕子さん @akama_hiroko
ボンドクリエイション代表:高橋弘さん @Jay_tohoku
.後列左から
・ヨーガ・サロン:坪江裕美さん @nemongoo
・笹崎久美子 @whatisvision
です。フォロー大歓迎です!


(なんたって今日は全員が顔出し実名オッケーなのです!
どんどん宣伝してあげないとね(笑)!)


皆様本日は大変ありがとうございました!
第二回もそのうちやりましょうね~☆


※赤間裕子さんには今日の模様をブログでもご紹介いただきました。
赤間さん、どうもありがとうございます!
フリーキャスター・ビジネスヴォイストレーナー 赤間裕子のオフィシャルブログ
http://akamabiz.exblog.jp/16324535/


そして最後にこの講座を企画してくれた、
ラボ・ジャパンの佐藤なな子専務に、
この場を借りてお礼を申し上げます。


なな子さん、ありがとう~!!


◆青森:照れない、辞さない、躊躇しない

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今日は青森市内研修の二日目でした。
会場ごとに個々に要望があるので、
仙台を出る時にはあまり細かい準備はせずに来た私でしたが、
弘前、青森、青森、とこちらで3日間研修を進めるうちに、
なんとなく概要も固まって来ました。
・コミュニケーションとしてのビジネスマナー
・面接対策講座
・来客と電話応対の基礎
大きく分けてこの3つ、そんな感じでしょうか。

 

今日は午後の半ばまで面接対策をやって、
最後の皆さんにはビジネスマナーをやりました。

 

前にも書きましたが、
マナーと言うのは人と接する時のマニュアル的な決まりではなく、
相手への思いやりであり敬意であり状況判断であると思います。

 

今日は指名されて人前で話す時の姿勢や視線などにも触れたのですが、
その前に大事なことは、照れない、辞さない、躊躇しない事だと思います。

 

研修でも非常によくあるのですが、
指名して意見や感想を求めた時に、
「えーっ!うそー!いやだー、ちょっとどうしよう!えー!」
となかなか立ってくれなかったり、
「実際に前に出てやってみてください」とお願いしても、
「無理無理無理無理!できない、絶対に無理、できません!やりません!」
と固く固辞される場合があります。

 

気持ちはすごくわかります。
だって私もそうだったから(笑)
うまくできないと嫌だし、上からの指摘や注意が怖いし、
恥ずかしいし照れもあるし、
あと、周囲から笑いを取りたい気持ちもちょっとあったりしてね^^

 

で、確かに周りの人達からも笑いが起こって、
雰囲気は決して悪くないのですが、
講師の立場に立ってみると、
流れが中断しますし、その方の対応に少し時間が取られますし、
それに客観的に見て、あまり見栄えの良い行動ではないんですよね。

 

むしろ自信がなくても不安があっても、
ハイとすぐに返事をしてすかさず立ちあがり、
真摯に与えられた課題をこなすほうが潔くて、
(たとえうまくできなくても)
好感度やその人への印象がアップします。
これは外側から見ないとなかなかわからないんですよね。

 

また躊躇している時間が長いと、
それだけ進捗に影響が出てきますし、
周りの皆さんも(笑ってはいますが)待たされている感覚があるんです。

 

前回、人数が多かったため終了時刻がお昼を少し回ってしまい、
休憩時間が減る事に異を唱えた方がいらっしゃったのですが、
きちんと時間内に終わるためには、
実は受講される皆さん自身も全体の進捗のことを考えて、
ワークをテキパキとこなしていただく必要があるんですよね。

 

そうか、それは最初に私が意識付けをして、
皆さんにきちんと協力を仰がないとダメなんだよな。。。

 

なので今日は最初にお願いをしてみました。
「皆さん、定時に帰りたいですよね?」「はーい」
「研修が長引くのは嫌ですよね~?」「はーい」
じゃね、今日は色々なワークを用意していますが、
ひとつひとつを手早く進めて行かないと、
やっぱり時間が延びちゃうんです。
だからXX時XX分にジャストで終了するためにも、
テキパキと進めてくださいね。
時間で終われるかどうかは皆さんにかかっているんですよ~?
などと注意喚起をしてみました。

 

そしてその流れの中で、対外的な場でも、
指名されたときにいつまでも照れたり固辞したり躊躇していたりすると、
相手の方の印象が悪くなると同時に、他の皆さんに迷惑をかけてしまいます。
なのでそれも大きな意味ではマナー違反かもしれませんよ、と解説。

 

    *    *    *    *    *    *

 

自分の考えを述べたり、人前に出ることが、
とても苦手な方は確かにいらっしゃいます。
人には様々なヒストリーがあって、
何がその方の心の傷に触れてしまうかわからないので、
固辞される方には私も非常に気を遣うのですが、
そこまでじゃない方は、今一度考えてみてくださいね。

 

少し辛口の意見になりますが、
自信がないから、うまくできないから、恥ずかしいから、
「だからやらない」というのは、
実は何をも指し置いて自分を最優先にしているという事を。
見方によっては他の人の気持ちよりも、
自分の気持ちのほうを大切にしているということでもあるんです。

 

だからカッコ良く見えないし、清々しく感じられないし、
他の方からの評価が上がらないんですよね。

 

今回の一連の研修は、
普段と異なり就職支援を目的にした研修ですので、
自分を相手にどう見せて行くか?も課題の一つになります。
自分を変えて行くひとつのヒントとして、
今日は「照れない、辞さない、躊躇しない」をテーマに、
書いてみました。

 

本日受講の皆さんは、主旨を大変よく理解してくれて、
頑張って即答し、頑張って人前に出てくれました。
そして皆さんのお陰で研修は非常にスムーズに進み、
めでたく?定刻に余裕で終了する事ができました!

 

皆さん、本当にありがとうございました。
皆さん、カッコよかったよ!
ご協力に感謝します!

 

 

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人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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