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L字型の釘?

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母が私に人差し指で「L字型」をつくりながら、
「久美ちゃん、釘、買ってきて」と言いました。


先ほどから掛け時計を部屋にぶら下げるため、
あれこれやっていたのは知っていましたが、
ジェスチャーがL字型なので、
口では「釘」とは言いつつも、
L字型のフック(ネジ式)を所望していると思ったのです。

ですが最近は私も長年の”学習の成果”で、
確認を怠らない習慣が身に付き始めています(笑)


「それってL字型のフックということ?」
「いや、そうじゃなくて、釘よ釘!普通の釘!」


え・・・だったらそのジェスチャーはなに???


「さっきから釘と言っているのになんでわからないの?」


「だって、人差し指で何度もL字型を書くから・・・」


「あぁ、これ?これは釘が入っている袋のことよ。
L字型じゃなくて、四角形を書いたの。」


はぁ~そうでしたか(汗)
袋ね、釘が入っている袋(商品)を想像したのねー


私は物事を全体で捉えるほうで、
相手のジェスチャーや表情などをよく見ます。
また、口ぶりやニュアンスなども加味して、
総合的に判断するところがあるのですが、
解釈を間違えるとたまにこうなります(笑)


でも、自分だったら人に釘を頼むときに、
指を四角形に動かしたりはしないんじゃないか?
という議論はさておき・・・


以前「言語と非言語」という文章を書きました。
コミュニケーションについて書かれたものを読むと、
非言語(ノンバーバル)に意識を置く内容も多いのですが、
言語(バーバル)をそのまま受け取り、
何も考えずに字義通りに対応するシンプルさも、
ときには必要と思う今日この頃です。


なぜ私がそんな風に、
余計なところまで目や思考が及んでしまうのか?は、
また別の機会に譲ることにします。


釘は「釘」と言ったら「釘」なのだ。




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ペットボトル

このコーナーは、私と母(70代)の
ちょっとした言葉の受取り方の違いで、
生じる喜怒哀楽をシリーズ化して書いています。
今日はVol.09です。


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コンビニに行こうとしたら母が、


「久美ちゃん、ポカリ買って来て。
このぐらいの高さでこういうやつ。
(両手の人差し指で高さを示す母)」


「あ、わかった。オッケー!」


…と言って、買ってきたペットボトル、
ポカリスエット900mlを見た母は、
「あー、違うそれじゃない」とひとこと。


えっ、だってあの高さはどう考えても900ml…


「じゃ、本当は何が良かったの?」


「いつものやつよー、ほら、この大きさ!」
(…と、手元のウーロン茶500mlを掲げる)


あのさー、それっていつものポカリじゃないの。
何も言わなければ普通に買ってくるものを、
それを今日に限ってわざわざ説明して、
ご丁寧に高さまで指定するから
(しかも間違ってるし(^_^;))
私の中に「いつもとは違うもののようだ」という、
認識が走るわけよ。わかってます?


いや、それは言うまい。
「いつもと違うもののようだ」と感じながら、
「わざわざ説明するってことはいつもとは違うのね?」と、
確認しなかった私の負けなのだ。。。


負け!


負け!負け!負け!


今度からは、「違う」と思ったら「違うよね?」と聞きます。
はい、そうします。
 

 
 

 

母よ、なぜ怒る?

このコーナーは、私と母(70代)の
ちょっとした言葉の受取り方の違いで、
生じる喜怒哀楽をシリーズ化して書いています。
今日はVol.08です。


スリッパ_w200



来客用のスリッパは母の担当なのですが、
ここ1~2か月はお互いに忙しくて、
どちらもそこまでは手も目も回らない感じ。


ですが最近古びてきたので、
今日珍しくスーパーでその事を思い出し、
数年ぶり(!)に新しいものを買ってきました。


「お母さん、前から少し気になっていたので、
新しいスリッパ、買って来たよー!」


「うわー、そうそう、私も気になっていたのよ♡♡
え?二足?二足しか買わなかったの?
どうして三足買って来ないのよ?
ちゃんとよく見てよ?あそこにあるのは三足でしょ?」


あのさ…^^;


「お母さん、私さー、
スリッパ買って来てなんで怒られなきゃなんないの?
これって、次に行ったときもう一足買って来てね、で、
終わる話しなんじゃないの??^^」


「あら。。。そうよね(笑)」


うちの母も、最近はかなり飲み込みがよくなりました(笑)

どこから車で?

このコーナーは、私と母(70代)の
ちょっとした言葉の受取り方の違いで、
生じる喜怒哀楽をシリーズ化して書いています。
今日はVol.07です。


ドライブ_w250



少し前に叔父が亡くなりその納骨で、
母が再び郷里の秋田県に行って帰ってきました。


今回は交通費を節約して、
新幹線を使わずに高速バスで向かったので、
同じように帰りもバスで帰ってくると思っていたら、
話を聞くと違う模様。
どうやら帰りは同じ仙台に住む叔母の車に同乗して、
帰ってきたみたいなんです。


でもなんとなく話が見えないので一度整理しようと思い、
「ということは秋田からは(バスではなく)車で帰って来たのね?」
と尋ねたところ、「そうじゃなくて車は南仙台から」って言うの。


今思えば、母の言う「車」というのは、
タクシーを指していたと思うのですがそのときは気づかず、
余計に話が見えなくなったので(笑)
「だから結局、秋田からはどうやって帰ってきたの?」と聞いたら、
「だから、S子(叔母の名前)の車って言ってるじゃない?」と来ました(笑)


若い頃の私なら「だからさっき『秋田から』って聞いたじゃない?」
と言っているところですが、母も70代なのでまぁいいやと思って、
サラリと流して「あ、そうなの、よかったね」、と^^

結論を聞いていません

このコーナーは、私と母(70代)の
ちょっとした言葉の受取り方の違いで、
生じる喜怒哀楽をシリーズ化して書いています。
今日はVol.05です。


    *    *    *    *    *    *


口論




先月、叔父が亡くなりました。
病気療養中でもう長くないことはわかっていました。


叔父の家は県外なので行くと必ず泊りがけになります。
母に予定を聞いたところ、
「お通夜が◯日でお葬式が×日だから、あさってに行こうかな…」
とのこと。


(そうか、あさって行くんだ…)と思いながら翌朝起きてくると、
母が朝からバタバタとやたら忙しくしていて、
元々予定のあった来客準備だけではない様子。


私も段々賢くなってきたので(笑)、
こういうときは確認、確認、まず確認!


「お母さん、叔父さんのところに行くのって明日だよね?」
「なに言ってんの?今日って言ったでしょ?」


は????キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!


「いや、それは聞いていないよ。
私が知っているのは夕べ、
『(昨日から見て)あさって行こうかなぁ』と、
言っていたのを聞いたところまで。」


「ちゃんと言ったでしょ?お通夜は○日だって。
なんだってアンタは人の話を聞いていない人だねーっ」


(いや、そうは言っても聞いてないんですが^^;??)


「お通夜は聞いたよ。告別式も聞いた。
でもきのうの段階だと『あした行く』ような話だったので、
それが『今日になった』というのは聞いてないよ?」


だがしかしそう言った途端に、
母の反撃の嵐に火をつけてしまったようで、
双方段々テンションが高くなってきたので、途中でやめました。


    *    *    *    *    *    *


「聞いていないよ?」
「あ、そう、実はこうなったの。」
で終わる話がなぜ毎回平行線の言い合いになるかと言うと、
どっちかの言葉の中に批判が入るからなんだよね。


で、批判される方はそれが誤解や間違いだと、
やっぱりどうしても真実を追及したくなっちゃうわけ。
それをサクッとスルーするのは感情的には結構難しいのよ。


でもさ、うちの母の事をよく考えてみると、
そんなときに何をどう冷静に話をしても、
「あぁ、そうだったね、私が悪かった、ごめんね。」には、
永遠にならないんだな。たぶん、いや絶対。


だから永遠にそうならないものに、
これ以上の時間とエネルギーかけても無駄なので、
この件は相手に一切何も望まないことにして、
とにかく流す、相手にしない!と決めました(笑)
これはかなり難易度高いです。
きっと近しい人ほど難しい。


でもやるもんね~♪
こんなところに時間を使って、
色々な作業が遅くなったり、
仕事で何かのタイミングを逃してしまったら、
私のお客さんに迷惑かけちゃうんもんね。
目的をそう差し替えてみると、
前向きにもなれるってものですよね!

それはアナタの使い方

このコーナーは、私と母(70代)の
ちょっとした言葉の受取り方の違いで、
生じる喜怒哀楽をシリーズ化して書いています。
今日はVol.04です。


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今日、階下から母が「久美ちゃーん」と大声で叫ぶので、
何かと思って尋ねたら、
「私の筆を干すやつ見なかった?二階にない?」とのこと。


うちの母は油絵が趣味ですが、
洗った筆をたまにピンチハンガーに挟んで、
で室内で乾燥させているんです。


「あぁ、あの靴下とか干すやつだよね?」と聞き返したら、
「そうじゃなくて、筆を干すやつ!!」と強硬に言ってくるので、
「だから商品としてはそういうことでしょ?」と言って、
ようやく両者の合意をみました(笑)
今回は割と最短でした(笑)


うちの母は、こちらはこういうことを言っているのよ、と、
必ずひとこと付け加えないと、噛み合わない時があるんですが、
この頃はこちらも賢くなってきて、分かり合うまでの時間が、
短縮されてきたように思います(*^-^*)

★「言った」「言わない」

このコーナーは、私と母(70代)の
ちょっとした言葉の受取り方の違いで、
生じる喜怒哀楽をシリーズ化して書いています。


バッグ



ある日母が言いました。


「久美ちゃん、やっぱり東京に行って表彰式に出ることにしたから、
あんたのあのバッグ、貸してくれない?」


「あの黒いやつ?」


「うん、そうそう。」


「うーん…」


母は先日描いた絵が展覧会に入選して、
その表彰式が東京であるのですが、
旅費がかかるので当初は参加しないつもりでいました。


ですが、大勢の友達から「出たほうがいい」と言われて、
突然出席を決めたようです。


バッグを貸したくないわけではありませんでしたが、
自分でもどこにしまったか自信がなかったので、
即答できませんでした。


前に使ったのが震災の前で、
震災をきっかけに我が家では、
以前から気になっていたシロアリの駆除をしました。
そしてそのついでに家族の部屋もお互いに交換したため、
昨年は人と荷物と家具の大移動があったのです。


そのためあれから1年以上経っているのに、
いまだに手つかずの箱や荷物がそのまま残っているばかりでなく、
長年の定位置がなくなってしまったので、
いったいどこに移動したものか、全く思い出せません。
貸してあげるには家探しの必要がありそうですが、
私もそのときは数日仕事が忙しくてとても時間に余裕がなく、
あまり余計な事はしたくありませんでした。


「うーん、、、、いつまで?」


「来週の木曜日まで」


あ、今すぐじゃなくていいんだ。
だったらいいかも。


「うんいいよ。わかった。探しておくから。」


…と思ってのんびりしていたら少しして母から、
「バッグはいったいいつになるんでしょうか?」
と、少々皮肉めいたトゲのある突込みが!


「え?来週の木曜でいいって言ったじゃない?」


「なに言ってるの?あんた、人の話、いったいどこ聞いているの?」


「来週でいいって言ったでしょ?」


「ほらまた始まった。言ってない言ってない、絶対言ってない。
いっつもあんたは、話半分に聞いているから。」


うちの母と私は「言った」「言わない」の押し問答が、
昔からすごく多いので、このような話になると、
いつも以上に母の感情スイッチがONになって、
母は私にやけに批判的な物言いに変わるのです^^


以前はここから論争モードに突入していましたが、
私も最近は、コミュニケーションの勉強などして、
多少賢くなったので怒りに怒りを返すことなく、
冷静に穏やかに聞いてみました(笑)


「じゃ、来週の木曜日ってなに?」


「それはあんたに返せる日よ。
その日に東京から帰って来るの!
最初からその日に返せる言ってるじゃない?
何で人の話をちゃんと聞かないの?」


え???なによ、それ?


いや、ちょっと待てよ?


私はあのときの二人の会話を頭の中で忠実に再現してみました。
そして思い出して思わず納得して苦笑しました。


==========================
「うーん、、、、いつまで?」


「来週の木曜日まで」
==========================


そうだ!二人ともこのひとことしかしゃべっていないんですよ。
そして、私の質問はいつまでに貸せばよいのかだったのに、
母は、いつまで借りているかの返却期限を答えていたのね^^
「いつまで」としか聞いていないので、二つの意味があったのです。
私の「いつまで(にバッグを貸してあげればいいの?)」
という質問に対して、
「来週の木曜日まで(貸してね)」と答えているのですから、
それは噛み合うわけないわよね。


なので、訂正します。私が先ほど話した、
「え?来週の木曜でいいって言ったじゃない?」は間違いです。
真実ではありません^^
母は「来週の木曜日まで」とは言ったけど、
「来週の木曜日までに貸してほしい」とは、
確かにひとことも言っていないのです。
だから「絶対に言っていない」のは正しいのです。


ですが一方、母が言ったのは「来週の木曜日まで」だけなので、
母が先ほど私に言った、「その日に返せると言った」も間違いです。
母はそのとき、そういう補足説明は全くしていないのです。


    *    *    *    *    *    *


振り返ってみるとこれはとっても興味深い話で、
実際にはどちらにも受け取れる短いやりとりしか交わしていないのに、
それぞれが自分なりの解釈を付加して、
さも相手がそう言ったように記憶しているのですから、
確かにこれは間違いの元です。


それと同時に、人間は物事が曖昧なときには、
自分に都合の良いほうに受け取ってしまい、
それを疑いもしない、ということもわかりました。


もし私に時間の余裕があって、家探しが全然オッケーな状況なら、
きっと確認したと思うんです。「それって貸す日?返す日?」って。
だって随分の先の話だなぁって確かに思ったんだもの。


でもそのときは、時間をかけて探したくないものだから、
先の期日を聞いて即、「ラッキー、それなら可能だわ」と、
思ってしまったんですよね。


一方母も同じく、母は母でぜひバッグを貸して欲しいので、
私が顔を曇らせて考え込んでいる表情を見ても、
「うん、わかった」のひとことで、「ラッキー」と思い、
そこに小さな誤解があることに気が付かなかったんですよね。


これでよくわかりました。私と母だけでなく、
きっと世間一般の「言った」「言わない」の原因は、
まさにここにあるのでしょう。


コミュニケーションや意思の疎通において、
言語(バーバル)と非言語言語(ノンバーバル)を比較すると、
言語(バーバル)の占める割合はわずか1割以下と言いますが、
齟齬が生じた時には逆に、その1割を精査して、
どこに行き違いの原因があったのかを、
冷静に考えてみる必要があると思いました。
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Author:笹ちゃん
人材育成コンサルタント、プロコーチ、研修・講演講師 笹崎久美子の外部ブログ。
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